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常識を疑ってみる

明け方に目が覚めました。夜と朝の谷間、静から動への谷間の時間です。

さて、欧州系コンサルティング会社の広報担当として、対談の場で出会った、想い(=熱量)に溢れるヒトを私目線ででつづる、第10回目です。
今回は、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科教授の白坂成功先生です。エネルギッシュでなんとも楽しそうな方、そしてヤバイすごい方、という印象(初めてお会いした時に)。

実は、二年半前のこの日にインフルエンザに感染。前年秋から楽しみにしていた対談痛恨の極みでした。なので、今回は私も完全に読者の一人。

システムデザイン・マネジメントってなに?

「社会には1つの専門だけでは解決できない課題もたくさんある、という指摘を受けました。企業は日ごろ、収益面はもちろん、消費者がどう感じるか、社会をどう変えていくか、といったことまで考えながら製品・サービスを開発しています。そういった複数の専門を束ねる専門性を体系化し、研究をおこなったり、そういったことができる人材を育成するためにつくられた」、システムデザイン・マネジメント研究科についての説明です。一言で言うと、「多様性を束ねる専門家を育てる」ですが、実は、白坂先生のこの言葉が一番わかりやすいです。

システム思考とデザイン思考

システム思考って何?
「すごく単純に言いますと、物事をいかに俯瞰(ふかん)的に見るか、系統的に考えるか、ということです。抽象度を高めていく考え方です…  」 ですね。
ここまではついていける。

システム思考とデザイン思考の関係性は?
「ゼロから1を生み出すには多様性があった方がいいので、デザイン思考を取り入れますが、その協働作業がうまくワークするためには、システム思考が必要なこともあります。つまり、2つの思考は「入れ子構造」になっていて、どこからがシステムで、どこからがデザインか、という話ではないんですね。その辺りの加減が少しずつわかってきた」
わかったようなわからないような。。。
抽象度を高める、ということと、デザイン思考とシステム思考の関係性は理解できる。アートとロジックの組み合わせみたいなに思えます。
「難しいけど、楽しそう!」、で普遍的に役立ちそうなんですよ。

面白さの感度を上げる

「慶応SDMでは、2週間に1つ、身の回りでいいなと思った製品やサービスを選び、100字以内で理由を説明するという課題を課しています。すると面白さの感度がだんだん上がってくるんですね。半年くらいやるとモノの見方が変わります。でも、それを説明するとなると、これが難しい(笑)」
この時も思いましたが、やってみたいですね。やろう!

ルールにとらわれない

「今まで常識だと思われてきたこと、当たり前と思ってきたことを疑えと教えています。暗黙のルールや勝手に決めつけていることはたくさんあります。それらをことごとくひっくり返すものが、これから出てくるだろうと思います。」、この言葉で対談が終わリます。
今のこのウィズコロナの時代を予見しているかのようですね。


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