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燕三条の祭典にいった

燕三条で開催中の「工場の祭典」を出かけてきまひた。2019年に知り行くことができなくて今年こそは、がご縁をいただいての実現です。例年だと地域内の工場を開放してのイベントになるのだが、今年は工場をミュージアムに見立てた初のミュージアム・ファクトリー形式でした。

鮮やかなショッキングピンクがとっぷりと日が暮れた夜空に映えて、出迎えてくれるかのようだった。工場にピンク色って京都で訪問した工場くらいか、あまりないですね。
入口から足を踏み入れると、そこから見える景色が美しいのです。丁寧に展示された燕三条の金属加工ごとに分かれた展示は、それぞれに映像の動画がものづくり現場を紹介していました。

最初に目に入るのは、燕三条の金属加工の歴史。この地でなぜものづくりが集積したのか。
江戸時代400年前に、度重なる川の氾濫で生活に苦心していた農民の副業として、「和釘」をつくりはじめる、燕三条のものづくりの原点だそうです。ここから、喰切というニッパーも生まれているしその派生が爪切りになるのです。道具は人々の暮らしと共に生まれ、そこから様々な製法に派生していることを知りました。

製法ごとに、床から天井まで広がる大きな動画で、職人さんが手仕事やら工場で働く風景が映し出されていて、その配置もいわゆる展示会とも違う不規則な美しい配置でした。正面入り口から見た時に、大きな間仕切りなしの空間を機能的に美しくて、活用していました。

https://kouba-fes.jp/chronology/?lang=

こちらの年表も食い入るように観たものです。このような口分をした金属加工の年表はないかもしれないですね。

#工場の祭典 #燕三条 #ものづくり

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