お話:僕とおじいちゃんと
お話です
↓
「ねぇおじいちゃん、
今日ね、夢で真っ白なわんちゃんに会ったんだ!
白くて、ふわふわしてて、マシュマロみたいなんだよ!」
「そうかいそうかい、
それはよかったねぇ〜」
とおじいちゃんは微笑んで、そのまま眠ってしまった。
またある日、僕はおじいちゃんに会いに来た。
「おじいちゃん!今日もね、わんちゃんが夢に出てきたんだ!
今日はボールで遊んだんだよ!
疲れたら、わんちゃんが枕になってくれてそのまま寝ちゃったんだ〜
楽しかったなぁ〜」
「そうかいそうかい、
それはよかったねぇ〜」
とおじいちゃんはにこにこと微笑んで
またそのまま眠ってしまった。
その後も何回かわんちゃんが夢に出てきて
2人で遊んだりして、その話をおじいちゃんにしに行っていた。
その度におじいちゃんは
「そうかいそうかい」と微笑みながら話を聞いてくれていた。
僕もおじいちゃんと話すことができて嬉しかったんだ。
今日もまたわんちゃんが夢に出てきた。
でも今日はなんだか様子が変みたい、
なにかを怖がるみたいにうなってるんだ。
「どうしたの?」と僕が聞くと、
僕に擦り寄ってきて、クーン、クーンってないているんだ。
僕はずっと撫でてあげるることしかできなかった
「おじいちゃん今日もわんちゃんが夢に出てきたんだ!」
僕はいつも通りに話そうと思ったんだ。
でも、おじいちゃんは眠ったまま起きなくなっちゃってた。
……やっと、
おじいちゃんと話すことができたのに。
その時、ぼくはおじいちゃんの寝ている傍に、白いわんちゃんとおじいちゃんが一緒に写っている写真をみつけた。
……そっか、あの子はおじいちゃんを待っていたんだね。
おじいちゃんもわんちゃんに会えたのかな、
今度は3人で会えるといいなぁ。
サイドストーリーもあげます!
読んでいただきありがとうございました〜
₍₍ ◟(∗ ˊ•ω•ˋ ∗)◞ ₎₎
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