【東大生note】東大生がこんな時こそ「外に出る」ワケ。
皆さんこんにちは!東大3年のイケてるスリスリくんです。
今日は祝日ですね!私は今日10時間も寝てしまいました...笑
皆さんも祝日くらい、ゆっくり羽を伸ばして休みましょうね。
さて、今日お伝えするのは「外に出ること」についてです。
いまだコロナの収束が見通せず、緊急事態宣言も継続する中、外に出るのは憚られる...という方、多いのではないでしょうか?
私のいう「外に出る」というのは、密の中友達とショッピングをしたり、恋人とデートに行くとか、そういうものではありません。
コロナ感染リスクを避け、「健康を維持する」ための外出、つまり「散歩」についてお話ししたいのです。
本日の記事では
・なぜ今、散歩が必要なのか
・散歩のメリット
・今日からできる「いい散歩」をするためのアクション
について解説しています。
これを読めば、コロナ禍で家にこもりがちなあなたの生活を変えるヒントが得られると思います。
それではいきましょう!
なぜ今、散歩が必要なのか
コロナ禍で不要不急の外出自粛が求められる現在、家での時間が長くなり、運動不足を感じている方は非常に多いのではないでしょうか?
また、テレワークだといいアイデアが出ない、1人で仕事しているからすぐ煮詰まってしまう、やるべきことが多くて注意が散漫になるといった状況にある方も多いと思います。
そう思っている方にこそ、ぜひ「散歩」をお勧めしたいです。
理由は、次の2つです。
・心と体の両方に良い影響を与え、健康にしてくれる
・散歩が創造性を格段に高めてくれる
散歩をすることで、心と体のバランスが整えられ、健康な生活を怒ることができます。詳しくは次章の「散歩のメリット」で解説します。
本章で私がお伝えしたいのは2つ目です。
散歩をすることで、創造性が高められるという事実があります。
2014年のスタンフォード大学の研究では、人は歩いている時は座っている時よりも60%創造的になり、加えて被験者の81%が歩き回っている時に創造性が向上していることが分かりました。
(参照:https://www.canva.com/ja_jp/learn/taking-long-walks/)
実際、スティーブ・ジョブスやマークザッカーバーグなども頻繁に散歩を行い、重要な決定をする際には歩きながらのミーティングを行っていたそうです。
さて、ここからが重要です。現代の私たちは工場でひたすらにパンを包装するような単純労働ではなく、頭で考えて価値を生み出す「知的生産」の活動に携わっています。
知的生産を伴う仕事では「良いアイデア」や「頭の回転」などが仕事のクオリティを左右し、そのような能力はじっと座ってパソコンに向き合うだけでは最大化しないのです。
テレワークが普及し、その人が生み出したアウトプットが一目瞭然になってしまう現在では、自分が組織の中でどのように知的生産のレベルを上げ、仕事にコミットするかが非常に大切になります。
散歩は、頭をクリアにし、クリエイティビティを高め、知的生産性を高めてくれる効果があり、よい知的生産が求められる現代の私たちにとって極めて有効なツールなのです。
散歩のメリット
コロナ禍で知的生産のアウトプットの差が見えやすくなっている現在、散歩は効果的に生産性を高めるための有効な手段の一つであるということをお話ししました。
ここからは、心(=脳)と体にもたらされる散歩のメリットを解説します。
【セロトニンと日光の効果で健康的になる】
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、体調や気分をコントロールする脳内物質です。
散歩をすると体内の血流が増加し、セロトニンが分泌され、不安が解消され、前向きな気持ちになることができます。
実際、セロトニンには不眠症の改善やストレス障害にも効果があることがわかっています。
セロトニンが多く分泌させるためには、規則正しいリズム運動を行うことが効果的で、日光を浴びることでも分泌量を増加させることができます。
また日光を浴びると体中でカルシウムの吸収を促したり、免疫機能の調整を行うビタミンDが生成されます。
さらに、散歩によって筋肉量が増加し、免疫力がアップするので、ビタミンDとの相乗効果でより健康な体をつくることができるでしょう。
このため、日光のはたらきを最大限に活用し、体内リズムも調節してくれる朝の散歩は最も効果的であるといえます。
【五感をフルに使い、脳のはたらきを高めることができる】
散歩に出ると、五感をめちゃくちゃ刺激されます。
気になるものに目移りするときは視覚、幹線道路の車の音には聴覚、海から漂う潮の匂いは嗅覚などなど...
他にも、草の上を歩く感覚や散歩途中で何かを食べ歩くなど、散歩はまさに五感を最大限に活用したアクティビティなのです。
五感を使うことによって脳の前頭前野、視覚野、海馬などあらゆる場所が活性化され、クリエイティビティや思考力、判断力、記憶力などを総合的に高めることができるのです。
今日からできる「いい散歩」をするためのアクション
このように、適切な散歩は心にも体にも多くのメリットがあります。
しかし、「いい散歩」をするためにはいくつか注意しなければならないことがあります。それは次の3つです。
①目標時間は決めてよいが、目標距離は決めない
②アップダウンのあるコースを選ぶ
③「散歩」を「ウォーキング」化しない
それぞれ見ていきましょう。
①については、歩き始めて20〜30分くらいすると、血流量が増加し、体の中をしっかりと循環していきます。
散歩はあくまで「体の健康と脳の働きをアップ」させることにあるので、目標とする距離を決めると精神的な負担を感じ、その効果が減退してしまいます。
そのため、「30分くらい歩こう」というのは良いですが、「5km歩こう」などの距離設定はしないほうがいいと思います。
②については、飽きを防ぐためです。
人間はどうしても似たようなコースばかり歩いていると、慣れが生じて飽きてきます。
散歩の際は、あまり遠くならない範囲で違うコースを設定し、アップダウンを楽しむことで飽きることなく継続することができるようになります。
③は重要です。
散歩に慣れてくると、どんどん歩きたくなってくるでしょう。
すると、「散歩」が「ウォーキング」化してしまい、知らず知らずのうちにトレーニングレベルの負荷を自分に与えてしまっている場合が多いです。
散歩の目的を常に忘れず、あくまで「楽しむ」ことを心がけましょう。
ちなみに、私は毎日10,000歩くらい歩くのですが、やはり歩き始めて20〜30分くらいするとつい自分を追い込んで歩きたくなってしまいます。
それでは元も子もないので、皆さんもゆっくりリラックスして歩きましょう。
まとめ
ここまで、コロナ禍の今にあって、知的生産を高めるツールとしての散歩と、そのメリット、そして散歩の効果を最大限享受するための注意点についてまとめてきました。
散歩は、楽しむことで初めて心と体の両方にメリットをもたらします。
今はなかなか外に出られないと思いますが、ふとした時間に散歩に出てみると、今まで知らなかった世界に出会えるかもしれませんよ。
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