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【東大理系がゆく】早稲田大学創造理工学部を受験して惨敗した件


本日は入試成績開示祭り②として、早稲田大学創造理工学部編をお届けします。

おなじみ、ヘッダーに成績を掲載したので見てみてくださいね。


私が受験したのは「経営システム工学科」という学科で、もちろん創造理工学部の中では比較的合格最低点が低いからという理由で受験しました。

(私の受験した2018年度から最低点が爆上がりしました。早稲田はなんとしても私を入れたくなかったらしいです。ぴえん)


結果は、

数学39/120  (得点率32.5%)

理科74/120  (61.7%)

英語90/120  (75.0%)

Σ203/360  (56.4%)   

でした。

合格者最低点227点であったので、24点差で不合格という結果になりました。惨敗。


例の如く、敗因が数学であるのは明らかでしょう。逆に理科は理系科目嫌いとしては及第点、得意な英語はよく頑張ったと言える点数だと思います。

本来なら実際の問題を分析し、なぜできなかったのかを考えたいところですが、生憎それだけの知識は頭に残っていません。

よって、ここでは本経験から得られる私大入試の「教訓」についてお伝えしたいと思います。


教訓1: 「極端な苦手科目」は致命的になりうる

私大入試は一般に受験科目が少ないです。

特に私大専願の受験生にとってはありがたい制度かもしれませんが、これは1科目あたりの「重み」が増大し、全体に対する苦手科目の比率が高まることを意味します。

つまり、得意科目があっても逃げきれなくなる可能性が高くなるのです。

これは「理系嫌いの東大理系」に特に厳しい事実で、「人より点の取れる国・英で稼ぎ」、「苦手な数・理で逃げ切る」という戦法が通用しなくなることを意味します。

しかも、私が受験した年は数学の平均点が高く、ここで挽回不能な差をつけられてしまいました。

これこそが、私が早稲田理系で惨敗した一番の原因でしょう。

ちなみに、東大生の友人によると「東大理系に合格して早稲田に落ちるのは珍しい」とのことでしたが、これは当人が「各科目をバランスよく得点できている」のが前提です。

特に東大生は「バランス型」が多いので、私のような「極端型」の受験生は注意した方がいいです。

(文系は大学によって求められる知識が異なるため一概に言えませんが、こと理系の場合、東大受かって早稲田落ちはほぼ見たことがありません)

受験科目の少ない私大では、極端な苦手科目(私なら数学)によるマイナスを極端な得意科目(私なら英語)のプラスをもってしても相殺できない可能性があります。

私大受験では、この事実を頭に入れておいて欲しいと思います。



教訓2: 「過去問を始めるのが遅くなりがち」

早稲田理工受験者は東大・東工大の併願で受ける場合も多いでしょう。

そうなると、どうしても私大対策にかける時間は少なくなってしまいます。

よく「過去問やらんくても全然いけたわ」という人を見かけますが、問題のクセやレベル、解くべき問題の見極めなど、過去問でしか体感できない・あるいは学べない気付きも多々あるはずです。

特に、自分が天才的な能力のない凡人だと自覚している受験生なら、大一番(国立大2次試験)でコケたときのリスクヘッジは当然行っておくべきでしょう。

よって、私大受験の1週間〜2週間前くらいから、国立対策と並行して過去問を解き、本番の感覚に慣れることをお勧めします。

特に早稲田理工の英語はかなり特徴的なので、早いうちから慣れておかないと太刀打ちできない可能性が高いです(問題の方向性が全く異なるが、体感としては東大英語より解きにくい)。

そもそも、慶應の数学の問題が東大数学と同テーマだった(慶應薬・数学2016、東大数学2016、巴戦の確率)こともあるくらいなので、「私大の勉強が2次対策にもなる」という視点で勉強するのがいいと思います。



教訓3: 「私立はなんとかなる」という思い込みが不合格に直結する

「東大対策してりゃ早慶イケるっしょ」というノリの東大生は意外に多いです。しかし、先ほども行った通り、自分が凡人だと思う人は決してマネしないこと。

特に不得意科目が1つでもある場合、それは不合格に直結しているという認識の方が正しいです(実際に私は過去問対策をしても不合格でした)。

結局のところ、入試とは「各大学が出題した問題に対し、どれだけ正解できるか」でしかありません。

どれだけ問題演習を積もうが、努力しようが、当日出題された問題で点が取れなければ全てが水の泡と化すのです。

必死に努力する受験生には、「無駄な努力」をして欲しくありません。

だからこそ、私大においても堅実な過去問対策を行い、出題傾向を把握することで取り得る点数を最大化して欲しいのです。

出題されにくい範囲は基本的にやる必要はありません。どうやったら点数を取り、今までの努力を「報わせる」ために考えられるかが大事なのです。

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