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千駄ヶ谷にある「フィンランドプライド」

皆さんは「KARHU(カルフ)」というブランドをご存知でしょうか?
ナイキ、アディダス、プーマ。
名だたるメジャー級ブランドから一歩下がって、大規模な広告戦略もせずに
地道に表現をし続ける知る人ぞ知るフィンランドブランド。日本では直営店がなく、
各ディーラーで展開をしていた彼らが、ついに日本初のカルフショップを
オープンさせたのだ。その名も…

「KARHU TOKYO」

JR千駄ヶ谷駅から5分ほどだろうか、
裏通りに抜けるための高架を抜けると見えてくる。こんなところにお店?
と思いたくなるのだが、植物が生い茂った入り口の横にありました。
あの見慣れたマークが。

ショーウィンドウにはシーズンのテーマが、
貼り出されていてそこだけでも十分フォトジェニックな雰囲気。昼なのに少し薄暗い
入り口の雰囲気がまたストアへの期待感を高める緊張感。店内には最新モデルだけで
なく、過去のと言ってもかなりの過去のモデルが置いてある。それを見られるだけでも
かなり貴重な体験だと思う。好きな方は時間をかけてじっくり見たいところ。

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階段を登った先にストアがある。ぜひKARHUの世界に浸ってみて欲しい。

ブランド自体は100年以上もの歴史を持つのだが、
ここに至るまで有名な逸話がいくつもある。
まぁ、それはネットでいくらでもチェックできるので
ここでわざわざ書く必要もないので割愛。

私自身このブランドを知ったのは今から6年前の2016年のことだった。
オランダにある「PATTA(パタ)」というセレクトショップから、
KARHU100周年記念モデルが発売されると言うことで注目した。
あくまでも「PATTA」からでるコラボシューズという部分に。
元々、コラボスニーカーが好きで集めていたのもあって「限定品」という
言葉にはめっぽう弱い方なのだ。が、正直KARHUがよくわからなかったので
買おうかどうかは決めかねていた。この時の自分に言ってやりたい。

「お前はこの先何足も買うことになるんだ」

下の写真は庭先で撮影した今回のシューズ。
手前味噌だが相当よく撮れたなと思っている。とてもかっこよく撮影できたが、
あくまでもシューズがかっこいいおかげであるのは間違いない。
ちょっと細身なので幅が広い人は…うーんキツイ。でもオシャレは我慢!!
履いてみたいと思ったなら履けばいい。そこから「KARHU沼」にズリズリと
足を引き込まれる確率は高い。最近でいえば「HOKA ONE ONE」や「On」、
NIKEだと「ヴェイパーフライ」とかかな。履き心地のいい靴はいくらでもある。

大好きだから言えることですがKARHUって、そこまで履き心地がいいスニーカー
ではないと個人的には思います。(個人的ですよ!!個人的。)
そりゃ現代のテクノロジーで作られたハイテクスニーカーと比べたら…。
でもKARHUに「そこを」求めるのはちょっと違う。
一度でも履いたことある人なら共感できるかな?
何か物足りないんですよ。
でもその物足りなさがちょうどいい。
自分の足で歩くことでわかる、物足りなさが生み出すこの感覚。
「何言ってんだ!ハイテクの方がいいに決まってるだろ!」
わかってます、そんなこと。
でもね、こんなに歴史の長いスニーカーブランドありますか?って。
それが全てを証明しているんじゃないかと思いますが。

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KARHU×PATTA  SYNCRON CLASSIC
SYNCHRON CLASSIC(シンクロンクラシック)」
特徴的なシューレースの配置が目を惹くモデル。
タンの裏側やライナーにはピッグスキンが使われている、
コラボらしくインラインとは違う高級感のある作り。
※現在は発売されておりません。

もう一目惚れでした。

5年経った今でも変わらずスタメンで、ソールが減ってきたので近いうちに
ビブラムにカスタムしようかなと計画中です。ソールを変えてまで履き続けようなんて…。KARHUと私の「スキ」がハマった証拠とでも言いましょうか。
カラーリングだったり仕様しているパーツだったりが、なんか他のスニーカーとは
違う。そういう細かな違いが、よりKARHUの魅力をアップさせている。

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KARHU TOKYO内で撮影した1枚。

KARHUには「レジェンドシリーズ」のカジュアルラインとは別に、
「パフォーマンスシリーズ」といったジョギングシューズも販売されている。
こちらはソールのほどよいボリューム感と、KARHU独自の機能「フルクラム」が
搭載されている。足が前に前に進みやすいのを体感できる優れものだ。
ぜひ興味があればこちらもお勧めしたいです。

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