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夜が一番短い日


夏至なんだそうで。


6月21日。

まだ夏は始まったばかりなのに、
今日を境に冬至に向かって日は短くなっていくのですね。
不思議な感覚です。

確かに日が暮れるのは遅くなったし、早朝に起きても既にかなり明るいです。

私は夜が好きなので
少し寂しい気もしますが。

私は長崎出身で、長崎は日本の中でもかなり西のほうにあり、

対して今いる東京は、日本の中でもかなり東にあるので、

その西の端と東の端では、時間の流れ方が全く違うと感じます。


東京は時間の流れが速い。
それは皆んなが忙しそうに動き回っているから、というのもあるかもしれませんが、それ以上に、日の出と日の入りの時間がどちらも早いのです。
日が昇るのが早いし、日が沈むのも早い。
一日が短く感じます。


対して長崎は、時間の流れがゆっくりに感じます。 
日が昇るのが遅く、日が沈むのも遅い。


外が暗くなってから、長崎に住んでいる祖母にテレビ電話すると、まだ窓の外は結構明るいのが分かりました。
夕飯の時間になってもまだまだ外が明るかったり。
よく夕飯を食べながら窓の外の夕陽を眺めていました。


冬は、学校まで家が遠い人は長いバス通学のため家を早く出なければなりませんが、まだまだ外は真っ暗です。
真冬の日の出は7時半ごろ。バスの中から日の出を見ることになります。

調べてみると長崎と東京の太陽の時間差はおよそ45分くらいのようです。

えっ。そうなんだ。2時間くらい違うと思ってた!

東京では冬は、4時半にはもう暗くなるんですね。早い……

東京の太陽の動きにはまだ慣れない。



一度、北極圏の「極夜」のある地域に行ってみたいとも思います。

太陽が昇らない。
太陽のない日々は、どんな感じなんだろう。

私の作るものや物語の中には、滅多に「昼」が登場しません。

夜空の中で繰り広げられる物語、という設定なので、基本的に夜しかありません。

そういう意味で、「極夜」は自分の作る物語の世界と一致しています。

(実際には、極夜は精神的にかなりの苦痛を与えるそうで、極夜のある地域では精神疾患が多いそうです。)



それにしても夏は、太陽がじりじりと照って暑いし日焼けもしますから
なかなか太陽と仲良くなれない季節です。

日なたを避け、日傘をさす。私も一年中太陽を避けるように生活している気がする。



でも、そういえば

太陽も星。

夜を知らないただ一つの星。

自分が空に顔を出せば、いつだって昼になって、

他の星々はいなくなってしまう。

なんて孤独な天体なのでしょう。


そんな、太陽という星が出ている時間を昼と呼ぶ。

恒星だから、あぁ、燃えてるんだな。

星が近くて、眩しくて、熱い。











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