夜空の本屋「天ノ文学」
その昔、宇宙は物語でできていた。
昔々の人達は、夜空に浮かぶ星々を繋いで物語を紡いでいた。
宇宙は物語でできていて
物語が宇宙をつくっていた。
この事が、常に私の創作の中心にあります。
夜空は人々にとって物語の宝庫、つまり本棚のようなものだったのでしょう。
それは科学技術が発達した今も変わらず、現実と空想が溶け合った夜空に浮かぶ星々の瞬きは、幻想的な物語を私達に語りかけてくれるようです。
今も昔も、夜空は物語の宝庫なのです。
夜空にある小さな本屋というコンセプトでオンラインショップを始めます。
夜空の本屋「天ノ文学」です。
幼少期から天文学に興味を持っていました。
今も天文学や夜空をモチーフに作品を制作しています。
天文学には科学の側面と、星座や神話のような「物語」つまり文学という二つの側面があります。
「天文学」は「天文の学」であると同時に
「天の文学」なのです。
昔々の人達が夜空に物語を描いたように
私も物語を作り、届けていきたいと考えています。
制作した本を中心に少しずつ並べていく予定です。
4月に「絵本の絵展Ⅶ」フリュウ・ギャラリー様にて「星の海」という本を発表させていただきました。
鉛筆画の挿絵を描き、制作いたしました。
約70ページの小説です。
初心者の拙い文章にもかかわらず読んでくださった方々、嬉しいご感想をくださった方々、誠にありがとうございました。
有難いことに、再販についてもお問い合わせをいただいておりました。
最初はこの本を夜空の小さな本屋「天ノ文学」に並べてみたいと思います。
6月12日午前0時より、御注文を承ります。
眠れない夜の枕元に、本棚の片隅に。
ぜひ迎え入れていただけましたら大変嬉しく存じます。
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