照明に凝る ーにしょっこー
今夜の記事は、何の役にも立たない、ただのおしゃべりです。
忙しく落ち着かない毎日に、ホームシックになっている最近。
幼少期を過ごした故郷のことばかりを考えている気がします。
そういえば、懐かしい言葉を思い出しました。
「にしょっこ」
という言葉をご存知でしょうか。
......え? と思った方。
激しく頷かれている方。
いらっしゃると思います。
これ、「常夜灯」という意味なんですね。
方言らしいです。
小さい頃から、この「にしょっこ」が好きで
真っ暗な部屋にポツンと浮かぶ杏のような豆電球。
それがあった方が安心して眠れたものです。
けれども母は真っ暗じゃないと嫌、派です。
意見が合わないものですね笑
常夜灯って、何のためにあるんでしょう。
オンでもオフでもない、あの果物。
夜中に何かあった時に周囲が見えるためにでしょうか。
赤ちゃんのお世話のため?
夜中に起きてお茶を飲むため?
単純に「あった方が落ち着くから」って理由でも、いいなあと思います。
明るい部屋と、暗い部屋、どちらがお好きですか。
青白い照明と、橙色の照明、どちらがお好きですか。
私は断然「暗い部屋、橙色の照明」派です。
オフィスのような、煌々と青白く光る蛍光灯は落ち着かない。
実家のリビングのシーリングライトが、色味を調節できるLEDなのですが、私が橙色に設定していると、家族にすぐ白色に戻されます。
とことん意見が合わない笑
今の自分の部屋では照明に凝っていて、広い部屋でもないのに照明器具が5個あります。
その時の気分や、やることによって照明の組み合わせを変えます。
・メインのシーリングライト
・作業スペース用電球色ライト
・読書スペース用電球色ライト
・凄い暗いレトロなスタンドライト
・作業用白色ライト
こんなにいらんでしょ。
部屋のメインの照明器具を見ると常夜灯らしき電球がついているのですが、点け方がわからないまま数年経っています。
悲しい。
部屋の照明を本当は全部橙色にしたいですが、日本画を描くときに正確な色が分からないと困るので、真っ白なライトもあります。
ちなみに和室に住んでいます。橙色の照明はやはり和室と相性が良いです。
まだ照明器具がなかった頃は蝋燭の灯りだけで夜は過ごしていたなんて、なんか羨ましいです。
あとは夜中、部屋を真っ暗にしても、案外明るかったりして、見れば窓の外に月がいて、あぁ、これ、月灯りなんだ。って思ったりすることもあります。
こういう風に
夜にポツンと灯っている小さな灯りはいいですね。
落ち着きます。
慌ただしく、気持ちの落ち着かない日々には、暗い部屋に居たくなるものです。
でも真っ暗ではなくて、橙色の小さな果物がひとつ、いてくれたほうがいい。
「にしょっこ」に
なれたらいいなぁと思います。
ではまた。
外を歩くのが辛いほど暑くなってきましたので、どうかご自愛くださいませ。
空耳じゃなければ、今日、蝉らしき声を聞きました。
おやすみなさい。
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