紅茶をお供に、ある文豪が映画を「おしるこ」と呼んだことについて話した。掌に隠した貝殻や光る石を見せ合うように、ふと思っていたことも話した。記憶が温かな意味を帯びて再生される午後。彼の「おしるこが食べたい」の一言で甘味処へ。紅茶の後でおしるこを食べた話もきっといつか再生される。
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