整理収納アドバイザーの必要ない世界へ
最近は要らないモノを買わないようにしているため、モノの総量が減ってきています。
更にメルカリを利用するようになって、不用品を出すことにそこまで抵抗がなくなってきました。
「購入は必要最低限にしつつ、欲しいモノを買ったら次の方に循環させる」というサイクルを回しながら、日々快適に過ごしています。
人に譲った、その先は…?
それでもよくよく考えれば…
メルカリでモノを買ってくれた人も、いつかそれが不要になったら捨てるんですよね。
1つのモノを何人もの人でシェアして使うのは素敵なことですが、ある意味
「捨てるのを先延ばしにしているだけ」
とも言えます。
ほとんどのモノは壊れたり古くなったり使えなくなったりするわけで、基本的にはいつか捨てられる運命です。
「人間が今まで生み出した中で使い捨てではないモノって、もしかしたら1つもないんじゃないのかな…?」
と、ふと思いました。
私の仕事は「時代のおかげ」でしかない
今のモノに溢れた時代になる前は、貴族でもなければ
「家にあるのは使っているモノだけ」
だったはず。
それが大量生産大量消費社会になり、不要なモノでも簡単に家に入れてしまうようになったせいで、片付けられない人が一気に増えてしまいました。
私のような整理収納アドバイザーが仕事をしていけるのは、正直言ってこの時代のおかげです。
その恩恵を分かった上で、敢えて言いたい。
「整理収納の考え方を広めて皆が片付けに困らないようになり、整理収納アドバイザーが必要ない世界にしたい!」と。
「大量生産大量消費」はいつまで続くのか?
子どもの頃から、大量生産大量消費の風潮について疑問に思っていました。なぜなら、とても「永久に持続可能」とは言えないからです。
資源・環境・生態系などを考えると、あと何年人類が繁栄できるのか…
果たして答えられる人はいるのでしょうか?
幸い最近はシェア経済が広まり、大量消費大量生産の時代に陰りが見えてきています。
不要なモノの消費が減ることで今ある職業がなくなることもあるかもしれませんが、新しい職業もきっとできるはずです。
AIも発達していくことでやりたくないことはAIに任せ、人間は本来やりたいことにもっと集中できるかもしれません。
更に言うと、モノをシェアすることで固有財産や必要なモノが少なくなり、必要なお金ももっと減るだろうと思います。
目の前の金銭より信念を大事にしたいから
そういう時代になったら嬉しい反面、私も整理収納アドバイザーの仕事はできなくなるでしょう。
でも、その時はまた別の仕事を見つけるまで。
「自分の仕事や収入に固執するよりも、皆がハッピーなほうがいい。」
心からそう言えるように、今後もこの信念を忘れずに仕事に励んでいきたいと思います。
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