【タスクシュート】早く終わらせることは本当に素晴らしいのか?
夏休みの宿題など、締切のあるプロジェクトを進める時の話。
「締切よりもずっと早く終わらせること」
は常に正しいのだろうか?
今日はこの話を、タスクシュートと絡めてお伝えする。
まだプロジェクト管理については勉強中なので、現段階での見解となる。
※ タスクシュートとは
タスク管理の方式の1つで、スケジュール管理とタスク管理を同時に扱うメソッドのこと。詳細は以下の記事をどうぞ。
夏休みの宿題をいつやるか?
タスクシュート認定トレーナー養成講座でプロジェクト管理について話していた時、夏休みの宿題の話題が出た。
「僕は、夏休みの宿題はいつもギリギリで……」
私はその言葉を羨ましく思った。
なぜならそれは「宿題にギリギリに取り組んでもOKな環境にあった」ということに他ならないから。
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子供の頃は「宿題をいち早く終わらせる」という選択肢しか選べなかった。
毎年、7月中に宿題の9割を終わらせることを親に強制されていたから。
ちびまる子ちゃんに出てくる"夏休み最終日に大量の宿題に追われる話"も、実は
「こういうの、いつか体験してみたいかも」
と密かに憧れていた。
でも、もし強制ではなかったとしたら、いつ頃やっただろう?
ビビりだから先生に怒られることを恐れ、早めに終わらせようとしていたかも?
それとも、毎日少しずつ取り組んで最終日近くにピッタリ終わらせただろうか。
締切ピッタリが1番良いのでは
「日本人は早め早めの行動が大好きだ」
と感じる。
学校でも「5分前行動を心がけるように」と何度も言われたし、待ち合わせの30分前に来る人を変人扱いするどころか褒める傾向にある。
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確かに、予定より前倒しで終わらせることは、ギリギリになって取り組むよりはずっと良いだろう。
だが締切が遠すぎて緊迫感や必要性を感じないうちに行うから、もしかしたらもっと高い質の完成物を作れた可能性は残る。
本当はぴったり終えることがベストなのではないか?
スピードだけでなく質にもこだわるのが1番素晴らしいのでは……と思う。
まぁ、相手が心配性なら少しだけ前に仕上げてもいいかもしれないけど。
「行き当たりぴったり」のメリット
タスクシュートでは「早めに仕上げる」のではなく「行き当たりぴったり」を目指す。
"行き当たりばったり"ではなく、あくまで「行き当たりぴったり」である。
多すぎず少なすぎない余裕時間を見積もり、「今やるべきことはこれだ」と感じられるベストなタイミングで行うこと。
偶然の出会いや可能性を信じて、安易な予定調和で終わらせてしまわない(もしくは余地を残しておく)こと。
こんな風にする勇気を、私たちはもう少し持ってもいいのかもしれない。
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確かに、偶然や成り行きでさらに良くなる可能性はある。
最近は特に「長期的な計画を立てることにはデメリットもある」と感じて "イマココ"に注力しているから、余計に実感している。
とはいえ、まだ「タスクシュートにおけるプロジェクト管理」は初心者の段階。今後さらに深めていきたいと思う。
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