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ハイキング+コーヒー 3
山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。
都会の喧騒で
智に働けず角が立ち
情もないのに流されて
意地を通さなくても窮屈だ。
利益追求のため身を削り
不必要な主張が拡声器を通して響き、心が摩耗する
正しさを求めて気付けば輪から外れ、そもそも属していることは幸せなのか足枷か。
一息入れようと腰かけて、漏れるはため息ばかり
人間だって生き物だ。
山が足りていない!
と思い当たる
![](https://assets.st-note.com/img/1717822146722-dk3gIpu7LT.jpg?width=800)
入念に虫除けスプレーを振りかける
しかし普段からここで暮らしているのは虫たちの方だ。
その者達が嫌がるものを纏い遠ざけるとは
身勝手を詫びつつ、
殺虫剤では無いからいいか、
と、どこまでも我が身大事(虫に刺されたくない…)
小さなアリの行列を避けるが
今踏んだ枯れ葉や石の隙間に虫がいたら…
なんと無情な殺生により生かされているのだろう
(もう、山へ行くな)
しかし体力不足によってバテると
何より自然にだけ囲まれていると
だんだんと無心になる。
登るのは僅か500mほどの高さ。
平地なら無意識で通過する距離
これが標高、高さとなると随分と歩き、登る
気がする。
一歩一歩、重い足を踏み出し距離と高さを稼ぐ
一歩ごとに稼ぐのだ。
対価は得られない
振り返っても
何も残っていない、歩いてきた道があるばかり
![](https://assets.st-note.com/img/1717823291315-bdq2jWY67w.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1717823337757-wxHXfvcOGs.jpg?width=800)
朝食とコーヒーを
![](https://assets.st-note.com/img/1717827573070-7e6R26b7WO.jpg?width=800)
低山でわざわざ…
いいんだ、少し登るだけで景色も空気も違う
何と味わいの深いこと。
“マイコレステロールール”でカップ麺は月2個まで
と厳しく課しているので、レトルトカレーにしてみた
効果は分からない…
米だけだと多少パサつくが、カレールーをかけると美味しく楽しめた。
ちなみにカップ麺の残りは凝固剤で固めて持ち帰っていたが、米とカレーなら空袋くらいしか残らず、軽量化になるのが良いかも。
ベンチに寝っ転がると木々の隙間から見える空が気持ちいい!また都会へ帰り擦り減るか!
と充電完了。
「山が足りない!」
なんて粋がっているが、今季まだ3回目 笑
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