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お墓について

■ お墓とは

お墓は、ご遺骨やご遺体の収蔵場所となっているだけでなく、亡くなった方を弔う場所となっています。 残された遺族が悲しみを和らげる場所、定期的に故人を思う事が出来る場所であるため、お墓は単に遺骨を収容する場所を超えて遺族の精神的な支えとなる様々な意味や役割を持つものになっています。

■ お墓の種類

お墓には、「家墓」、「両家墓」、「個人墓」、「共同墓」などといった様々な種類があり、これらのお墓は埋葬される人によって呼び方が異なります。

< 家墓 >
家墓とは、先祖代々のお墓として、その家で引き継がれていくお墓のこと。 累代墓とも呼ばれており、 墓石には、「〇〇家の墓」、「〇〇家先祖代々」などの文字が刻まれるのが一般的。

< 両家墓 >
両家墓とは、夫婦両家で共有するタイプのお墓のこと。 近年では、一人っ子、跡継ぎがいないといった事情からこのタイプのお墓を選ぶ人が増えてきました。

< 個人墓 >
個人墓とは、故人様が一人だけで入るお墓のこと。 自分専用のお墓となるため、生前からデザインにこだわって建てる方も多くいらっしゃいます。

< 共同墓 >
共同墓とは、同じ宗派や信仰を持つ同士で一緒に入るお墓のこと。 共同墓地とも呼ばれており、家族以外の方たちと一緒に入るもの。

■ お墓の費用

お墓の費用相場は、100~200万円程度と言われており、墓石代をはじめ、永代使用料や管理費、法要費用が必要とされています。

< ➊:墓石代 >
墓石代とは、墓石本体の費用、墓石に彫刻する費用、墓石を設置する費用などを指します(墓石の種類や使用する石の量、デザインや彫刻する内容によって費用が異なります)。

< ➋:永代使用料 >
永代使用料とは、墓地代を指します。お墓は霊園やお寺の敷地を借りる形で建てられるため、その使用料です(永代使用料を支払い、お墓を守る継承者がいる限りは敷地の利用が可能です)。

< ➌:管理費 >
管理費とは、霊園やお寺の人にお墓を管理してもらうための費用です(墓所運営の水道光熱費や参道、植栽など施設の維持費として年間約1~2万円が相場となっております)。

< ➍:法要費用 >
お墓を建てたあとには、開眼法要(お墓に魂を入れる儀式)が必要となります。僧侶へのお布施は、約3~5万円が相場となっております。

お墓を求める場合には、求める先(お寺なのか霊園なのかなど)によって決まりごとが様々あります。余裕をもってじっくりお考えになることが大切です。

■ おわりに

お墓は、故人との繋がりを感じる場所であり、先祖代々続いてる家族との絆を感じる大切な場所です。 本記事を通して、お墓の意義や種類を理解し、故人を適切な形で送り出す一助となれば幸いです。

すがはら葬祭
HP:https://memorial-sugahara.com/
TEL:0120-61-0983

(※)本記事は筆者個人の見解となりますことご了承下さいませ

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