もう一度音楽を書いてみよう

今日は音楽のお話。
昔は音楽の記事をよく書いていたが、最近めっきり書かなくなった。

音楽が好きだから書く。
これが原点でありゴールだったはず。
いつの間にかその原点とゴールがブレてきてしまった。
音楽という手段を使って自分という名前をもっと知ってほしい。
収益を得たい。
そんな功名心が少しずつ、ジワリジワリと育ってきた。
少しずつ背丈を伸ばしていく功名心。
その育った功名心に気づいたとき素直に感じた。

「俺って最低やん」
自己嫌悪。
そこから音楽の記事を書くのを一切やめた。

でも時間の経過と共に、忘れかけてた情熱が少しずつ戻ってきた。
やっぱり僕はどこまでいっても音楽が好きなようだ。
この気持ちに素直になりたいという思いに素直になりたい。

「またもう一度、書いてみたい。」
素直にそう今は思っている。
今度は自分の好きなものを好きなように自分の思ったように。

その先に何があるのかは分からない。
何にもないかもしれない。

それでもいいじゃないか。
僕は自分の好きな音楽を自分の言葉で自分の思ったように書く。
これでもうゴールは達成してんだな、たぶん。

2年ほど前に僕の大好きな鮎川さんに直接かけてもらった言葉を思い出した。
「ブルースのことを書いて次の世代に繋げていきたいんです!」という私に
「若い人のブルースを、若い人の感性で、若い人のやり方でやればいいんよ!」
そう笑顔で言ってくださった。

この鮎川さんの言葉の真意に今気づけたような気がする。
2年かかったけど。

文才、センスなどのあやふな言葉にとらわれるのはもうおしまい。

好きだから書く。
それだけ。

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