努力と遊び

遊んだ方が魅力的な人間になるというのはその通りだと思う.学生時代遊んできた人間の方が,人の扱いもうまいし,モテる.

逆に学生時代に勉強ばかりしてきたような人間は,勉強はできても人付き合いが苦手,となる場合が多い.これは,一般的によくみんなが口にすることであるし,本当にそう思う.そういう人は,もちろん悪い人ではないのだけど,シンプルに外見を良くすることに無頓着であったり,会話をユーモラスに盛り上げることにも無頓着であったりする.

そして思うのが,それなりに遊んでいたとしても,その遊び方が人並みだったら,その人は,いい人だけども,私はその人たちにどこかつまらない部分を見つけてしまう.

多分私が面白さを感じるのは,本当に人生を羽目を外して遊びきった人間だ.とことん興味関心と快楽と強欲さをもって遊びきった人間は,勉強や部活や社会人としてのスキルアップに全然真面目ではなく,成長とも一切関係のない,なんなら不健康で寿命を縮めるような行動ばかりしているだろう.

でも,私はそんな人に魅力を感じてしまう.

特に異性との遊びに興じてきた人は,やはり魅力的な人が多い.

もちろん私は,ずば抜けた努力家にも非常に魅力を感じる.

しかし,社会的に無意味なことをしているのにも関わらず,遊んできた人にも,そういう立派な人と同じくらい魅力を感じてしまう.会話・対人関係・自己表現が得意,という点でそうなのだろう.

努力は社会に貢献し,賃金をあげ,自己実現をし,大切なひとを守るために必要なことだ.

しかし,絶対に,絶対に,羽目を外して遊ぶことも,魅力的な人間になるために必要なはずだ.

その必要性にしっかりと向き合って行動している学生が,少ないなと感じている.

それなりに遊んでいる人間が多い.そんなやつはそれなりに魅力的な人間にしかなれない.

そして遊んで豊かな人生を歩んできた人が,行動力をもって本気で何かの目標にコミットした時,相当かっこいい人間になれるんだと思う.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?