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【プロが教える】WEB系フリーランスが成功するために避けるべき〇〇

こんにちは、すがちです。今回は、僕がこれまでの経験から学んだ、ウェブ制作フリーランスが仕事をする上で気をつけるべきことについてお話しします。特に、中長期的な視点で見て避けたほうがいいことに焦点を当てていきます。


なぜ薄利多売は危険なのか

ウェブ制作に限らず、フリーランス全般に言えることですが、ずっと薄利多売でやっていくのは非常に危険です。例えば、ホームページ制作を1本5万円以下や、制作ツールを使って1本1万円といった低価格帯で受注し続けることは、長期的に見て自分の首を締めることになりかねません。薄利多売の具体的な問題点として、以下が挙げられます:

  1. 案件獲得の難しさ

    • 月20万円稼ぐために、5万円の案件を4本受注するのは簡単ではありません。

    • 安定して受注を確保することが困難です。

    • 競争が激しい低価格帯では、常に新規顧客を探す必要があります。

  2. フォロー業務の増加

    • 受注数が増えれば、それだけフォロー業務も増加します。

    • 修正依頼や問い合わせ対応などの負担が大きくなります。

    • 多くの顧客を抱えることで、一人一人に十分な時間を割くことが難しくなります。

  3. リピートと紹介の重要性

    • フリーランスの仕事は、リピートと紹介が重要になってきます。

    • 薄利多売では、一つの案件を断ることのリスクが大きくなります。

    • 低価格での仕事は、クライアントの期待値も低くなりがちで、長期的な関係構築が難しくなります。

フリーランスの案件獲得メソッド

案件獲得には主に2つの方法があります:

  1. インバウンド

    • 相手側から仕事が発注される

    • クラウドソーシングサイトでの受注など

    • SNSやブログなどを通じた問い合わせ

  2. アウトバウンド

    • 自分から案件を取りに行く

    • テレアポ、営業活動、交流会参加など

    • 直接企業にアプローチする

しかし、軌道に乗り始めたら、お客様からのリピートや紹介がメインになってくるのが一般的です。これは、信頼関係が構築されることで、より安定した仕事の流れが生まれるためです。

薄利多売の罠

  1. 案件を断るリスク

    • フリーランスは案件を断ることのリスクが大きい

    • 1つの案件を断ることで、将来的な機会損失につながる可能性がある

    • 薄利多売モデルでは、収入を維持するために常に多くの案件を抱える必要があり、断る余裕がなくなる

  2. 増え続ける業務量

    • 受注数を確保するために、基本的に案件を断れなくなる

    • 運用や修正依頼など、制作後の業務も増加する

    • 時間とエネルギーの大部分が、低単価の仕事に費やされてしまう

  3. コミュニケーションコストの増大

    • お客様の数が増えれば、それだけコミュニケーションにかかるコストも増大する

    • 多くの顧客とのやり取りは、時間管理の面で大きな負担となる

    • 質の高いコミュニケーションを維持することが難しくなる

  4. スキルアップの機会損失

    • 低単価の仕事に追われ、新しい技術や手法を学ぶ時間が取れなくなる

    • 業界の最新トレンドについていけなくなるリスクがある

    • 結果として、長期的な競争力が低下する可能性がある

解決策:営業先の変更と単価アップ

僕は現在、以下のような方針に切り替えています:

  1. 営業先の変更

    • クラウドソーシングなど、単価の低い場所での営業はしない

    • リアル営業に徹底する

    • 自分の専門性や強みを活かせる分野にフォーカスする

  2. 単価アップ

    • 少ないお客様とより密にコミットする

    • 一人のお客様に対してより親密にサポートする

    • 高品質なサービスを提供することで、高単価での受注を目指す

  3. オンラインでの活動

    • 実績作りやポートフォリオの更新に注力

    • 自身の特性や個性をアピールするアカウント運用

    • ブログやSNSを通じて、専門知識や経験を発信する

  4. 付加価値の創出

    • 単なる制作だけでなく、戦略的なアドバイスやコンサルティングも提供

    • クライアントのビジネス全体を理解し、総合的なソリューションを提案する

    • 継続的なサポートやメンテナンス契約を提案し、安定収入を確保する

高単価案件を獲得するためのステップ

  1. スキルアップと専門性の確立

    • 特定の分野や技術に特化し、エキスパートとしての地位を確立する

    • 継続的な学習と実践を通じて、最新のトレンドやベストプラクティスを習得する

  2. ポートフォリオの充実

    • 高品質な制作物を集め、自身の能力を視覚的にアピールする

    • 可能であれば、有名企業や成功したプロジェクトの事例を含める

  3. ネットワーキングの強化

    • 業界イベントや交流会に積極的に参加し、人脈を広げる

    • 他のフリーランスや関連業種の専門家との協力関係を構築する

  4. ブランディングとマーケティング

    • 自身のブランドを確立し、ターゲット層に向けて効果的にアピールする

    • SNSやブログを活用し、専門知識や独自の視点を発信する

  5. 価値提案の洗練

    • クライアントのニーズを深く理解し、それに応える具体的な価値を提案する

    • ROIを重視し、投資に見合う成果を示せるようにする

まとめ

ウェブ制作フリーランスとして成功するためには、薄利多売を避け、質の高い仕事を適正な価格で提供することが重要です。営業先を選び、単価をアップすることで、より持続可能なビジネスモデルを構築できます。自分の価値を正当に評価し、クライアントとの良好な関係を築くことで、長期的な成功につながるでしょう。高単価案件の獲得は簡単ではありませんが、専門性の確立、ポートフォリオの充実、ネットワーキング、効果的なブランディングなどを通じて、着実に実現可能です。また、単なる制作者ではなく、クライアントのビジネスパートナーとしての立場を確立することで、より価値の高いサービスを提供できるようになります。薄利多売から脱却し、自身の価値を最大化することで、フリーランスとしてのキャリアをより充実したものにできるはずです。常に学び、成長し続ける姿勢を持ち、クライアントと win-win の関係を築いていくことが、長期的な成功への鍵となるでしょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんのフリーランス活動の参考になれば幸いです。自身の経験を活かし、より良いキャリアを築いていってください。


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