【毎日更新:Day22】つくば・移住・スタートアップの魅力語り_スタートアップ編「苦境は選んで経験できない」
こんにちは!
8/12〜9/10まで、毎日更新企画中です!いよいよ企画も終盤に差し掛かってきました。
下記イベントにちなんで、テーマに沿った発信を1ヶ月間行っています。
毎日のnote更新を通じて、1人でも多くの方に当日イベントへご参加頂けたら嬉しいです↓↓
一見ピンポイントで「自分には関係ない」と思われるかもしれませんが、下記の要素から「日々、仕事/家庭と真剣に向き合っているすべての方」にご参加頂きたいと思っています。
スタートアップにおける、起業・転職・支援という立場でフランクに語る場って意外とないので、面白い(はず!笑)
極端な島や海外ではない、「現実的な移住」という選択肢
育児家事と仕事をどう両立しているか?(3人ともイクメン)
つくば魅力語り = 仕事や人生に「場所」という視点
スタートアップの良し悪しについて(3人とも 大企業も経験)
「あー仕事頑張ってるパパってこういう事を考えているんだ」→ママ目線でパパマネジメントするコツが垣間見えるはず笑
3人いずれかにピンとくれば、仕事で相談/依頼できる事があるかも
などなど
とにかく!全国の様々な立場の方に、ぜひご参加頂きたいです。(大学生にもぜひ!)
加えて
個人の価値観として「良き応援者」でいる事を大切にしています。
そのためには、自分自身も挑戦し応援してもらう事で、より良い応援者になれるだろう!と
そんな気持ちから、単純で分かりやすい「過去最高参加者数の更新(230名)」というサブテーマを掲げています。
「応援してやるぜ!」「ちょっと菅谷と素敵な仲間達の話でも聞いてやるか」という方は、耳だけでも、ほんの一瞬だけでも、ぜひぜひお申し込みをお願いいたします!
↓
お申し込みはコチラ
風呂敷を広げたものの、2時間で本当に全部話せるの!?という懸念があります笑
そんなわけで
「つくば」「移住」「スタートアップ」という3つの軸について、それぞれの魅力を毎日ポストしています。
「イベントは参加できないな〜」という方にも、せっかくなので近しい情報がお届けできるように。ご参加頂ける方には、当日をより楽しんで頂けるよう、補足情報として。
30回分の内容は、以下の予定です。
前置きが長くなりましたが
本文はサクっと書いていくので、トイレや移動のついでにでも、お読み頂けるとありがたいです〜
本日のテーマ
「苦境は選んで経験できない」
昨日の記事では、ざっくり言うと
「目先の安定 = 外部環境よりも、自分に投資して、未来の安心を作った方が良くない?」
的な話をしました。
その1つの選択肢がスタートアップというわけですが。
ではそもそもなぜ、スタートアップは一定の成長やスキルアップが望めるのか?むしろ教育が整っている大企業の方が良いのでは?という問いに、答えていきたいと思います。
能力開発という面で言えば
たしかに「整った大企業」と「整っていないスタートアップ」では、一長一短があり、学んだり身に付けられる要素が異なる。という見方が正しいかと思います。
そのうえで、大企業とスタートアップでは、圧倒的にスタートアップの方が経験できる確率が高い事として「割と自分の責任/影響範囲が広い、ハードな状況」が挙げられます。
タイトルでは「苦境は選んで経験できない」という言い方をしましたが、組織作り・育成面から見ると、これって本当に難しい問題でして。
例えば、クレーム関連はすべてうまーく処理してしまう上司が、部下のクレーム案件をすべて巻き取るのが、短期的な収まりや事業へのマイナス防止という観点ではベストかもしれません。
ただ、上司がすべて対応してしまうと、部下はあらゆる機会を損失します。例えば下記は、自分で対応してみて、またそこに対しフィードバックをしてもらう事で、初めて学べる事です
自分の感情やパフォーマンスにどう影響するか?の自己理解
嫌だなと思った際の、乗り越え方
まずはお客様の感情・言い分を吐き出してもらう技術
なぜそれが重要なのか?という構造理解
お客様の表面的なアウトプット・本音・そもそもの根源などを、整理する技術
お客様の主張を聞きつつ、できる事/できない事や、事実/解釈を、逆撫でせずに伝える技術
それが上手くいかず、火に油になってしまうケーススタディと、そうなるとお客様がどうなるか?の実体験
実際にお客様のご指摘から、自分の対応やプロダクトの改善にどう反映するか?の流れ
クレームはお客様からのギフトである、という捉え方と思想の理解
実際にギフトたらしめる自身や組織の在り方と、実態との照合
などなど
「クレームを自分で対応してみる」1つとっても、どういう学びを機会損失するのか?は、永遠に書けそうです。
事業や組織の仕組み化は、基本的には
属人化によるクオリティのバラつきを出さないため、再現性をつくる
仕組み化し、個々の判断を減らす事でエラーを減らす
限られたリソースを有効活用するために、生産性を高める
ナレッジ・経験・パターンなど共有知化を図る
などの目的があると思いますが
これらは、「できれば避けたい状況」を最小化する構造になっています。
そのため、「あえて経験する事で個人の血肉としたい」視点とは矛盾するのですね。
つまり一般的には、組織の成熟と共に仕組み化や環境整備が進むと、反比例して個人が経験するエラーやハードシングスの発生確率は下がります。(成熟組織のトップ層になるほど、組織規模に伴いハードさが増すなど、一部には当てはまらないケースもあると思いますが)
言い換えれば、組織の成熟に伴い発生するのは
事業目線ではオペレーションリスクの低下であり、個人では学習機会損失リスクの上昇です。
先にあげたクレームの例など、大なり小なりハードな局面というのは、えてして予期せず発生するものです。予期できている時点でハードさは下がります。
私が、当時はハードだなぁと感じた実際の経験で言うと
数ヶ月後には会社が潰れるかもしれないキャッシュの危機
大型案件での大クレームへの対応
謝罪屋?というくらい、毎日お客様へお詫びお詫びの日々
多発する従業員のメンタルブレイク問題
何をやっても上手くいかず、売上が下がり続ける魔の期間
そんな時に畳み掛ける離職ラッシュ
など、いずれも「えー!今ー!?」というタイミングだったり、重なって発生したり、予期せず発生したものばかりです。
スタートアップに足を踏み入れ、教育プログラムで「実体験して学びましょー」という感じでは、絶対に組み込む事ができない、生々しく胃が痛くなるような経験を沢山しました。
大企業での勤務時代には、権限の大きさ・影響力の広さ・組織や仕組みの成熟度・細かな分業体制などにより、決して経験する事のできなかった事象です。
つまり、こういった苦境は、作ろうと思って意図的に作れるものではないです。かつ発生時に自分が一定の責任・影響範囲を持って対応するためには、ある程度小さな規模感や初期フェーズである事も重要です。
いわゆる「胆力」や「なんとかする力」というのは、このようなハードな局面での経験の積み重ねでしか、身に付けられない要素かもしれません。
この時代、情報はコモディティ化しやすくなり
成功パターンの再現や、上手くいっている人から学んだり真似たりが、以前よりも圧倒的にしやすくなっているでしょう。
むしろ、狙ってできないのが、「苦境」「トラブル」「失敗」などになります。
本当に、キャリアや未来の自分のために自己投資をするのであれば、いかに「苦境」「トラブル」「失敗」などが発生しやすい環境に身を置くかです。
スタートアップで、血肉となる経験を沢山しませんか?
ではまた🔥
9/11のご参加、お待ちしておりますよー!
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