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納税用口座の活用

納税用口座の準備

今回は、前回の「納税の資金計画」の
続きになりますが、
納税用の預金口座の活用方法について、
ご紹介します。

納税用の口座とは、
その名の通り、
納税のためだけの口座として
活用します。

年間の各種税金の計画額を
12等分して、毎月積み立て
順次納税していくための口座です。

では、具体的にどのように
活用していくのかを
ご紹介します。


毎月々の積立

納税は、突然納付書が来て
納付するのは、
非常に負担感が強いかと思います。

そこで、確定申告が終わった、
あるいはもうすぐ終わりそうな
この時期に、
次の確定申告までの1年間
年間納税額を見積もって
12等分した金額を
毎月積み立てていきましょう。

この場合に大事なのは、

  • 見積額は、だいたいの金額でOK(できれば少し多めに)

  • 積み立てた金額は、もうないものとして考える

  • 予定納付税額も考慮する

そんなにキッチリとした
金額を決めることなく
積立額を決めましょう。

目的は、納税資金準備の
不安をなくすためですので。

次に、積み立てた金額は
もうないものとして考えましょう。


具体的な方法

では、具体的な方法を見てみましょう。

  • 所得税:50万円/年

  • 消費税:50万円/年

  • 住民税:20万円/年

  • 事業税:15万円/年

  • 固定資産税:15万円/年

このように、年間150万円の税金が
見込まれるとします。
そうすると、12等分した金額が
12.5万円になりますので、
少し多めの月間積立金額を14万円とします。

納税の資金計画

上記の例では、
確定申告が終わった後の
4月から翌年の3月までの
納税資金についての
資金計画表となっています。

確定申告が終わると、
翌年の所得税額・消費税額も
ある程度予測ができると思います。

合わせて、住民税や事業税についても
見積もってみましょう。

その後、前回もご紹介した
納税の計画に従って
納付期日に従って
支払い予定を入力します。

また、所得税・消費税の
予定納付が必要となる場合は、
予定納付額も計画に織り込みましょう

その際に、納税時期が重なる
7月・8月あたりに
預金残高が不足することが予想されます。

その場合は、
前半の積み立てを多めにし
後半を少なくする
などの工夫をするとよいかと思います。

また、納付についても
口座振替にするなどすると
納付忘れもなく
便利かと思います。


まとめ

納税の資金計画には、
正解はありませんので、
ご自身のやりやすい方法を選択し
納税用口座を活用して
納税資金準備の不安を
解消してもらえればと思います。

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