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プレゼンボードの指導(雑記)

非常勤で指導している学校の卒計が山場である。
そこでみんなプレゼンボードを作っているのだが、これ、すごい教えるが難しい。自分はなんで作れる様になったんだ?って思う。というか、自分はどれほどのもん作れているのかも怪しくなる。

そもそも自分の考えを図と文章にするのが教えるのがややこしい。自分では分かりきってる前提条件や人の行動が他の人とズレていることに気がつかないと説明出来ない。
また、質問されると答えられるが、されない限り思いもしないので、こちらの質問力も問われる。
禅問答の様に進め言葉を出している。

あと、学生は『はじめに考えた事』をすごい大事に抱えてそれをベースに考えてるのだけど、僕としては『計画した後だからわかる事』を書いて欲しいなと思う。その方がクリアになってるし射程がはっきりしてると思う。
どうも初心を大切にしすぎているし、純粋なものを大事にしすぎてる気がする。

建物を計画していて、進めるうちにその周辺環境を作っていた事とかよくある。しかもそれを他の人が気がつくと言うことがよくある。そう言う初めのうちには無かった視点でものを見ると良いもになるケースがある。
視座を固定しすぎないで欲しいと…。
他の人に見せて説明して、どう思うかを聞く。
この事が自分の設計についてのプレゼンに役立つことを教えたい。

あと、図にするのが苦手。レイアウトも苦手。これは雑誌を見る機会が減ったせいかもしれないと思う。自分が学生の頃はstudio voiceとか読んでレイアウトを参考にしていたが、
今の学生はそう言うことをしない。そもそも雑誌が少ない。
スマホの画面だと自分が見たいところをピンチ。縦長の画面をダラーっとスクロール。
これは全体が無いのである。

雑誌って全体を一気に俯瞰できるのでレイアウトの見本になるがスマホの画面はそうはいかない。
文章にも言えることで、長い文章を読めなくなっている。ダラダラとスクロールしないのだ。

なのでレイアウトの参考は漫画のコマ割りだと考えろと言ってみたこともある。目の動きを考えて見開き大コマ、その下に他の人の反応が小コマにある。
など、人の動きとシークエンスを表現してる時や、コマの説明を小さいコマで説明するなど…。
漫画は斜めコマとかさらに色々あるから目の動きをどう誘導するのかやがりやすいよね。きっと…。

と言う様に…悪戦苦闘しております。プレゼンボードはこれはなかなかに指導が難しい。模索しております。

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