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二人のじぶんが葛藤する。

人は思い通りには動いてくれないもので…。

ぼくはいま、会社の役員や顧問をやったり、電子書籍出版社の編集長をしている。いち編集者やプロデューサーとしても動いている。仕事がらたくさんの人たちと一緒に仕事をすることが多い。結果、いろんな人に仕事をお願いしたり、アドバイスをする機会がそこかしこにある。

ときたま、友人と話をしていても、「あー、絶対こうしたらいいのに〜。もったいない!」と思うことがある。そしてときたま、お節介にもアドバイスをすることがある。( 恥ずかしながら自画自賛のドヤ顔をしているときもあるであろう… )

そんなときに、いつも思う。

人は思い通りに動いてくれない。

立場が上だからとか、アドバイスが正しいからといって、人は動くわけではない。やっぱり最終的に人は、動きたいように動くもの、つくづくそう思う。

と、本題はこの話じゃなかったんだけど、思いついたことがあるので備忘録的にメモしておこう。

( だからぼくは、大企業のマネージャーとかには向いていない。ゴールに向かって( 強制的にでも )人を動かすことが苦手だからだ。その人はその人が好きなように動くものだと思っているし、それを応援したいとも思っている。よく言われる定義の組織やマネジメントは好きじゃなく、そのひと自身を信じる、というスタイルの関わり方が好きだ。甘いと言われることもあるし、それって無責任なんじゃないと言われることもあるけど、そっちのほうが好きなんだから仕方がない )

さて本題は、人だけじゃなく…

気持ちもまた、思ったように動いてくれない。

ということを書きたかったのだ。去る3月11日に気仙沼に行ってきた。帰ってきてから二日目、これは気仙沼ロスなのか…、そう思うほどに気持ちが乗らない。仕事も生活もふつうに送れるが、なんだか心の奥がモヤモヤ、モニョモニョする。その少し直前からあったのだけれど、腰痛も心なしかひどくなっている気がする。この記事を書きはじめるまでにも、何時間の空白の時間を過ごしたことだろう。正確に測りたくもない。

すると、もう一人のぼくが危険信号を察知する。まるでレスキュー隊のように勇んで、「このネガティブな気持ちを立て直さねば!」と動き出そうとする。もっと「元気に、明るく、前向きに」と。

"ネガティブなぼく"を"レスキューなぼく"が救いにいくのを、"ほんとのぼく"はできるだけ優しく諌める。

まぁいいじゃないか、そのままにしておいてあげようよ。

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だから結論や主張はなに、というわけでもない。そんなお話を書き綴ってみました。じぶんのなかにいる、二人のじぶんが葛藤することってあるんですよね、ときどき。みなさんにも、ありませんか?

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