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言葉はきっと、未来を変える。

 胸がワクワクする言葉というものがある。もしかしたらそれは、あなたが読んでも反応しないかもしれない。その人それぞれに個性みたいなものがあって、それに合った言葉に人は反応するようにできているのだと思う。逆にあなたはワクワクしても、僕の心はピクリとも動かない言葉だってあるということだ。

 『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』などの編集者である佐渡島傭平さんコルクインディーズを立ち上げられました。作家にとって、新しい時代の「つくり方」、「届け方」、「作家のあり方」自体に挑戦していくインディペンデントなレーベルと定義づけられています。その決起会のような場所で、佐渡島さんはこう仰っていました。

 僕は、クリエイターにとって一番いい形は、ファンと直接繋がって、自分の描きたい作品で成功することだと思っています。

 この言葉を読んだ瞬間、夜中だったにもかかわらずテンションが上がるのを抑えられませんでした。そう、これ、僕がやりたかったことだ! 僕自身が作家としてやりたいことだ、と。ある一面このnoteは、読者さんたちと直接つながるための場所だと思ってやってきました。そんななか、佐渡島さんのこの言葉も胸に響きました。

ファンコミュニティを地道に作って、その後、出版社と一緒に大ヒットを目指す。それが、僕の目指している理想です。

 そうそう、これなんだよ!(佐渡島さん、言語化してくださってありがとうございます) 正直、いまの出版業界で簡単にヒットすることはありません。だから出版社にとっても、ある程度は売り上げが見込める作家さんの存在ほどありがたく、頼もしいものはないはず。だからこそ、先に読者さんなりファンがいる状況をつくることって大事だと思うのです。そんな記事を読んだあと、小説家の浅生鴨さんがツイッターでこんなつぶやきを発見。

8月7日(水)に稚内の「日本最北端の地」の碑で、ぼんやり誰かが来るのを待ちながら本を並べて、誰かが来たらサインしたりしなかったりする個人的イベント。とりあえず、何もないと本を並べられないので、机と椅子を買った。 思っていたよりも重かった。

 な、ナンダ、これは……意味が不明すぎる(笑)。でも、なぜだか、心が惹かれてしまう。。みたいなことをコメントRTしたら、サラリとこう返ってきました。

意味のあることなんて、つまらないじゃん。

 ガッツーン! そ、そうですよね! もちろん僕は真面目な側面が強いのは自覚しているのですが、とはいえもう一方、自分のなかにある、もっとバカになってたのしみたい、という側面がムクムクと大きくなるのを感じました。

 いま作家活動としては、絵本の「ぶん」を作っていて、短編小説を書いていて。どちらも自分で出版することをメインに動いています。(絵本はもしかすると出版社さんと組む可能性もあり)どちらにしても、読んでくださるみなさんと、直接につながって届けていくことを大切にしていきたいです。

 さて、たとえば、一年後。こんなふたつの言葉にワクワクした僕には、どんな未来が来るんだろうなぁ。人生は、無限の可能性をたのしむ、遊び場だ。

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 きょうも読みにきてくださって、ありがとうございます。言葉って未来の自分を育てる栄養なんですよね。

 一昨日に「自分を、生きろ」というテーマで有料マガジンを更新しました。本音で遠慮なく、バーンと勢いで書いています。ぜひエネルギーを受け取ってください。


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