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サイコロは21の物体なのか

サイコロを見て、「あー、21だなぁ」って思いますか?

思う人は、きっと、数学とか好きな人だと思いますし、

数学が好きでもなくそう思うとしたら、きっとギャンブルが好きなんでしょうね。


サイコロって面が6つあって、
1から6までありますよね。

で、1から6まで全部足すと合計が21になるわけなんですが、

だからと言って、

「要するにサイコロは21の物体なんですよね」

と結論付けるのは、無茶じゃないですか。


サイコロは6つ面があって、それぞれの面に1、2、3、4、5、6がある。

っていうのがありのままの表現だと思います。


サイコロを21にまとめてしまうのは、個人の勝手なので好きにすればいいのですが、

これを勉強に当てはめると大変なことになります。

でも、そうやってしまう人がほとんどです。

というより、そういう見方しか教わらない場合が多いです。

「私、勉強が苦手なんです」

という生徒に理由を聞くと、
「学校の成績が悪いから」
と言います。

「どんな風に悪いの?」

と聞くと、
「数学と英語がいつも赤点で」

と言います。

「他の科目はどうなの?」

と聞くと、

「社会とか理科は平均点くらいで、あ、家庭科だけ得意かも」

なんて言うわけですよね。

この子は全部をまとめて、「勉強が苦手」という風に解釈しているのだと思いますが、

コレって「サイコロ=21」に解釈するのと同じくらい変な話なんですよね。

「英語と数学が赤点で、社会と理科が平均点くらいで、家庭科が得意な子」

でしかないのに、何故かまとめてしまうんですよね。

期末試験って範囲の偏った一回きりのテストのだったりするわけで、

その結果を総合して、「私勉強苦手なんです」って変な捉え方ですよね。

人間関係でも同じことをしがちで、

人間なんてめちゃくちゃ色んな要素があるのに、何故かトータルで評価を決めちゃうんですよね。

例えば「ドラえもん」の「のび太くん」って、
ダメなやつの代表例として使われたりしますが、

・射撃に関しては天才
・めちゃくちゃ怠け者
・すぐ泣く
・喧嘩は弱い
・ここぞというときの勇気はある
・友達想い

みたいな、どう評価したらわかんないようなキャラクターなんですが、

別にまとめる必要もなく、
怠け者な面もあれば、射撃は天才だし、喧嘩は弱いけど、友達想いで勇気のある奴だよね。

で、いいと思うんですよね。

逮捕歴があったら他にどんな善行を積んでもトータル悪い人、みたいにまとめられたりもしますけど、
よくよく考えたらまとめようのないことですよね。


まとめるとですね、

変な「まとめ癖」がついていると、自分自身の成長や大事な人の成長に全然気づくことが出来なくなっちゃうので、やめた方がいいってことです。

個別のことは個別のまま考える。


無駄にネガティブになることを避けれますし、
自分の優先すべき課題も見つけやすくなりますし、
人を嫌いになることも減ります。

安易にまとめないこと、気をつけてみてください!

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