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閻魔巡り

1月16日は初閻魔。藪入り。

江戸三大閻魔は
・太宗寺(新宿区)
・善養寺(豊島区)
・華徳院(杉並区)
の3つ。いずれも未訪問。

深川えんま堂に詣でてから、太宗寺か善養寺のどちらかに行くことにした。

深川えんま堂

深川不動堂に頻繁に訪れる割に、えんま堂に詣でたことがない。
門前仲町駅を起点にすると、逆方向になるからだ。

上記サイトでは「江戸三えんまのひとつ」になっている。
この辺は諸説あるということで、突っ込まないでおこう。

左がえんま堂

日本最大の閻魔大王座像 

平成元年、現在のゑんま座像を建立。19のご祈願に対しお賽銭を投入すると、仏様より様々な説法を聞くことが出来るシステムを日本で初めて採用したゑんま像。おゑんまさまの除けと封じの御利益は特別なものとして有名で、江戸三ゑんまの一つとして庶民の信頼を集めています。

全高3.5m、全幅4.5m、重量1.5t、寄木造り

ユーモラスなお顔

右膝のところに、不動像もいらっしゃいます。

賽銭システム(?)

>19のご祈願に対しお賽銭を投入すると、仏様より様々な説法を聞くことが出来るシステムを日本で初めて採用したゑんま像。

私は「病気平癒」にお賽銭を投入。閻魔様の説法(録音)が始まったので賽銭箱の真ん中で合掌していると、後ろに女性参拝者の気配。「どうぞ」と中央から退こうとしたところ「いえいえ(最後まで聞いていらして)」と止められたので、ありがたくお言葉に甘える。その方のお参りが終わった後、今度は「ぼけ封じ」にお賽銭を投入し、また説法を聴いた。

これで病気とボケを回避できるといいな。

縁日なので、正午から「おごまたき」があるらしい。

この後、徒歩で深川不動堂へ、

深川不動堂

不動堂内にはそこそこの参拝者はいたが、ちょうどご祈祷が終わった後らしく、不動像の座席まわりは空いており、あちこち自由に参拝できた(祈祷中は入室できない、クリスタルの回廊も歩くことができた)。
一筆写経を済ませ、新宿へ向かう。

太宗寺えんま堂

新宿三丁目駅から徒歩で7分ほど。

えんま堂

1/15-16,7/15/16のみのご開帳。

目が可愛いと思ってしまった。
閻魔様の左に奪衣婆像
三途の川を渡る亡者から、衣類をはぎ取る婆様

この札に、奪衣婆は”衣をはぐところから内藤新宿の妓楼の商売神として「しょうづかのばあさん」と呼ばれ信仰された”とある。

・・・なんで衣を奪うと商売繁盛?絶えず衣をはがれる売れっ妓になるということなのか、相手の身ぐるみをはぐ程の稼ぎをするという意味なのか。
誰か教えて。

「しょうづかのばあさん」といえば、川崎大師に美人守の神様として祀られている。汎用性の広いお方。

三日月不動と布袋様が祀られているお堂

内部を覗くことはできなかったが、額に三日月をいただいた不動像と、布袋様が祀られているらしい。ご縁をいただけて嬉しい。

塩かけ地蔵と稲荷社

<余談>
ウィキでは「太宗寺のえんま様は都内最大」と紹介され、深川の公式サイトでは「深川えんま様は日本最大」と紹介され…。

うーん。矛盾。
つまり・・・江東区深川は都内じゃなかったのか?

最後に

時間があったので、西巣鴨駅で降りて、善養寺に行こうとしたが…。
スマホが正法寺の前で「到着しました!」と嘘の案内をするので、諦めた(寒かったし)。たまにこういう誤作動がある。

普段は見られないえんま様に逢えて、ラッキーだった。
「浄玻璃の鏡の前に立つ日が来ても、正々堂々と胸を張れる自分でありますように。軽やかに地球卒業させていただけるよう、見守ってくださいませ」
そんなふうに祈らせていただいた。

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