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高幡不動尊の五重塔五層拝観

4月28日は、年に一度の高幡不動尊の五重塔五層拝観の日。いつもは上がれない、五重塔が一般公開される(しかも無料!)。高幡不動尊参拝歴30年の私だが、一度も内部に入ったことがない。今回は足も痛かったので、見送ろうと思いつつ、午前中は整形外科へ。

GW前のクリニックは非常に混雑しており、診察が終わったのが11時過ぎ。先生から「数日は安静にして、来週からはしっかり筋トレしてください」と指導を受ける。塗薬と血液循環を良くする薬が出された。つまり、大事に至らない、ということだな。それを聞いたらなんだか心も足も軽くなった。
そして考えた。確か五重塔は15時まで入れるはず。

よし、今から行こう。昨日より痛みは引いたし、安静は明日・明後日からでもいいや。

しかし、二日連続で高幡参りをするのは初めてだ。
五重塔の入り口は、地下の「千体地蔵堂」にあった。堂内の10時の方向にある扉から昇っていく(そういう造りだと、初めて知った)。

人がすれ違える程度の幅の狭い、らせん状の白い階段をくるくると昇っていく。不思議と足の痛みが和らいでいたので、さくさくと昇れた。
壁には、お釈迦様の彫琢がほどこされている。上層階に行くにつれ、釈尊も年を重ねていく。

釈尊誕生
天上天下唯我独尊
苦行
衆生教化(注:タイトル失念)
涅槃

らせん階段は踊り場がないのでほとんどノンストップで昇り切ったが、それほど疲れなかった。「愛宕神社の出世の石段」のほうが断然キツイ。石段で鍛えておいて良かった。
以下、最上階から見た風景。

大日堂と定慧観音
何の木だろう?
金色の宝鐸が可愛い
お坊様の列(お練り)
お稚児さんたち
電車が見える(多摩モノレールかな?)
宝輪閣
電車が通ると、皆がカメラを向ける
朱と緑の対比が綺麗

不動堂や奥殿、宝輪閣や大日堂、観音像、お坊様を上から見おろすなんて…初体験にドキドキ。最上階は風が渡り、とても気持ちが良かった。新緑が綺麗で「来て良かった」と心から思った。

出口でアンケートに答える参拝者

出口があって、入り口が見つからないから最初は塔の周りをぐるっと旋回してしまった。まさか地下に入り口があるとは思うまい。

もちろん昨日同様、境内すべての仏さまにご挨拶をしたのはいうまでもない。それにしても、高幡不動は太っ腹だ。他の社寺ではこういう場合は拝観料を取るところが多いのに、無料。この30年、お守りもおみくじも拝観料も値上げしていないし…。カネ、カネと押してこないところも好き。

拝観料のかわりに護摩木を奉納することに決め「身体安全」と書いてきた。おかげさまで、足はだいぶ楽になった。今は曲げても激痛は走らない。

クレマチス・・・だよね?

おまけ。大日堂近くで撮ったクレマチス。多分、山ほたるぶくろではないと思うし、付近にそれらしい植物は見つからなかった。枯れちゃったのかな?

<最後に>
やりたいことは先延ばしにしない主義。来年の4/28は今より体力は衰えているだろうし、のぼれるかわからない。それ以前に、いつまでこの世にいるかさえ、わからない。旅立つ時に「あれをやっておくんだった」と後悔しないよう、日々先送りせずこの世を楽しんでいきたいと思うのだ。

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