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大安吉日&一粒万倍日の神社仏閣散歩

婦人科健診の後、「今日は大安吉日・一粒万倍日だから、どこかにお参りしよう」と考えた。しかし暑い。医師にも「ホットフラッシュが凄すぎて、汗疹になりました」と訴え、自律神経を整える薬を追加してもらったところだ。本当は、涼しい日に散歩したい。でも家で引きこもっていると気分が滅入るし、足腰は弱る。猛暑と汗疹はつらいが、ここは筋力アップを優先することにした。といいつつ、駅近のスポットばかりを探す。


豊川稲荷東京別院

永田町から割と近い、豊川稲荷東京別院へ。

風鈴の音が気持ちいい。参拝のため、小銭をたんまり所持していたはずが、お参りスポットが多過ぎて、途中で足りなくなった。境内の飲料自販機で崩そうとするも、「100円つり銭切れ」の表示。暑いからなあ…と思い、少し離れたお店で冷茶を購入した。豊川稲荷は100円→10円の両替機があるので、300円を崩す。

日ごろの感謝と、両親の菩提を述べた後「生きているうちは快適に、旅立つ時は軽やかに。地球卒業までお守りください」と祈る。要点をまとめれば、これだけ。長く祈る時は「体脂肪率が下がり、骨密度が上がり、体重が減って、筋力がアップして、汗疹が完治して、ホットフラッシュが治まって…」と続くが――畢竟「快適に暮らしたい」だけなのだ。

この後、赤坂見附駅付近で昼食を取り、その足で日枝神社に向かおうとするも、暑くて途中で断念した。あと3~4分歩けばいいだけなのだが、日差しと熱気がきつ過ぎ、頭がぼうっとしてきたのだ。決して無理はするまい。

深川不動堂

駅近と言えば、深川不動堂。東西線の門前仲町駅を出ると、そこに朱色の門が待ち構えている。

本堂の中は、参拝スポットがたくさんある。暑いので上がらせてもらって、一筆写経を奉納してきた(300円)。備え付けの筆が乾燥していて、文字がかすれてしまう。今日はマイ筆を持参していなかった。痛恨のミス。他のコーナー(?)から書けるペンを探して、事なきを得る。
不動明王の前にある、黒塗り盆に納経する際、前に奉納した方の用紙が見えた。なぜか「納経日 四月十日」となっている。暑くて間違えたのだろうか。それとも、4か月前に書いたものを持参したのだろうか。自分は他人に個人情報を見られたくないので、伏せて提出した。

本堂1階と2階の複数の仏像にお賽銭を入れて、丁寧にお参りしていたら、だんだん小銭が少なくなってきた。撮影禁止なので紹介できないが、本当に素敵な仏さまがたくさんいらっしゃるのだ。

お盆も近いので、護摩木供養を申し込む。両親の供養は、心があればどこでもできるんだよな、といつも思う。墓参の必要性についても懐疑的だ。肉体から解放された魂が、延々土の下に閉じ込められているわけがない。母の十三回忌が過ぎたら墓じまいをするつもりで、弟とも話はついている(弟はもっと早く行いたいようだが)。

富岡八幡宮

深川八幡祭(8/11-8/15)直前の、富岡八幡宮まで足を延ばす。暑いので、正面から入らず、深川不動堂から最短距離ルートの、脇参道から参拝した。

「深川八幡祭」の文字が見える。周辺にはたくさんの屋台も準備されていて、地域の方々の意気込みのようなものを感じ、なんだか嬉しくなった。

「皆さんの思いが実って、良いお祭りが開催されますように」とお祈りさせていただいた。人混みが苦手なので祭り期間中は行かないけれど、楽しそうな人たちを眺めるのは好きだ。皆が幸せだといいな。

メトロのフリー切符を持っていたのだが、このあたりで神社仏閣巡りは止めることにした。都内の有名な神社ルートは大体頭に入っているので「東西線なら、早稲田駅から穴八幡宮に行ってもいいし、飯田橋駅から東京大神宮でもいいし」とあれこれ考えたのだが、豊川稲荷東京別院と深川不動堂で結構時間を取ったので、今日はこれくらいで。

神社仏閣は駅近だが、メトロ乗り換えでそこそこ歩いている。実は本日一番気持ち良くリラックスできた場所は、クーラーの効いた電車内。
猛暑期間は、空いている電車内が最高のパワスポかも(単なる電車好き)。

おまけコラム:地球卒業について

どこでも「地球卒業」を祈っている私。少数派なのかなと思っていたが、どうやらそうでもなさそうだ。「もうこんな大変な世の中、二度と味わいたくない」「もう生まれたくない」と考えている人も多いらしい。かなり前になるが「オ〇ラの泉」で、南野陽子さんもそんなことを言っていたな。

私の場合は、世の中が大変だからイヤだとか、自分が嫌いだからイヤだとかではなく、どんな好条件でももう体験したくない、という気持ち。例えば「人生ゲーム」「TDL」等に嵌って何度でも仮想世界に惑溺できる人もいれば、「もう仕掛けがわかったのでお腹いっぱい」と関心をなくす人もいる。私は後者のタイプというだけ。

でも、天寿をまっとうするまで、できるだけ快適に生きるつもり。
卒業まで生き抜くための後押しを、神様にお願いしたのだから。

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