浅草寺のほおずき市(四万六千日参り)
昨年7月9日に、ほおずき市に行った。翌日の7月10日に、高熱を出して「コロナ罹患」と診断され、2週間ほど自宅謹慎になったのでよく覚えている。もちろん7月の己巳も自宅でおとなしくしていた。
今年の7月10日は、浅草寺の四万六千日参りと己巳が重なる、絶好のお参り日和。だが、暑い。暑すぎる。「人生に必要なものは、パワー(体力や好奇心など)と時間とお金」といわれるが、この3つが揃う時期はなかなかない。仮に3つが揃っても、異常気象だったら何もできなくなる。人間がコントロールできるものは、ほんのわずかだ。
昨年の今日は高熱にあえいでいたが、今は高温にあえいでいる。今日も外出は控えようかと思ったが、実は家で引きこもるのが苦手なのだった。暑さに少し体を慣らしたほうが良い。そう考えて浅草寺に詣でることにした。
参拝の列が長く延びていたため、賽銭箱脇の近くにあるロウソクをお供えして、脇の方で静かにお参りさせていただいた。これなら、割り込みにならない。剥がれた天井画跡も眺めてきた。「龍が飛び出して、九州地方に飛んで行ったのではないか」というネットの書き込みも見かけたが、単なる経年劣化である。それよりも、事故や怪我人が出なくて本当に良かった。
ここで不思議なことがあった。納札するつもりで昨年の「四万六千日限定の災難除守」をバッグに入れた。しかし、どこにも見当たらないのである。私の厄を抱えてどこかに落ちたのかもしれない・・・と諦め、新しいものをいただいた。
昨年に引き続き、500円の小さいものをいただいた。
ほおずきの保管方法がわからず、日当たりの良いところに置き、すっかり萎びさせてしまった昨年。今年はずっと日陰で愛でよう。
浅草寺境内の、銭塚弁財天。己巳は、弁天様のご縁日。日ごろの感謝をお伝えする。
境内を素早く参詣。もたもたしていると、熱中症になりそうな暑さ。隣の浅草神社は、参拝の列が長く延びていたため、この日はお参りを諦めた。
関東三大弁天(江島弁天、布施弁天、老女弁天)のひとつ。弁天様が白髪なので、老女弁天と呼ばれているらしい。己巳なのでご開帳されていた。
お焼香もし、3体の弁天様にご挨拶。開帳の日は、神様が近い気がして嬉しい。
浅草寺に参拝した時点で、体力が尽きた。もし外気温20度なら、蛇窪神社、小網神社、不忍池辯天堂くらいはまわれたと思うが、何しろ暑い。
服やタオルは汗で重くなる一方だし、呼吸が苦しくなってきた。
四万六千日詣と、弁天堂2か所にお参りできたから、ここらで切り上げよう。何事も無理はいけない。
(余談)
某所のO戸屋で昼食を取った。会計時にスタンプカードを出したところ「これは9/30までのご利用になります。それ以降はアプリになります」と引導を渡された。そのうち、現金払いが忌避される世の中になるのかも。
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