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軽率に千葉県被災地ボランティアに行ったら逆によかった話(1/2)

2019年9月26日、台風15号で被災した千葉県富津市のボランティアに軽率に参加してきました。自社のCSRの一環で、初めてのボランティア参加です。力も無く体力も無く、ヒョロガリのデスクワーカー代表みたいな私が行ってもお荷物だろう...そう今まで渋っていましたが、この時は本当に軽率に、あまり深く考えず「あ、行こう」で参加しました。それが逆に良かったな〜という内容のレポートを時系列で書いていこうと思います。

※ ボランティア参加を促す意図はありません。参加は個人の自由です。
※ 被災者を咎める意図はありません。1日でも早い日常復帰を祈ります。


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10:00 移動〜到着

まずはボランティアの受付をするため千葉県の富津市役所に行きました。東京から片道2時間弱。最寄り駅までは普通だった風景が、バスが市役所に近づくにつれ被災が色濃い景色に変わっていきます。屋根に貼られるブルーシート、倒れかかった木々を囲む黄色いテープ、埋め立てゴミになってしまったずぶ濡れの家電製品の山......これらがどんどん増えていきながらも、変わらない通学生徒や通勤サラリーマン。何ですかね。なんて表現したらいいか。これらが全て現実という恐ろしさを、現地入りした時点でじわじわと感じていました。

考えすぎると飲まれるため、考えないようにしながら現地到着。


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10:15 参加手続き

市役所内に設置された専用ブースで参加手続きをします。その後「高所に登れる人」「チェーンソー使用資格を持っている人」などが色別でわかるガムテープ名札を作成し、胸に貼ります。私たちは「県外からの参加者」カテゴリの白い名札です。

ところで現地スタッフの方々、もっと切羽詰まった現場かと思ったら皆さんめっちゃ元気&笑顔。被災直後から日が経過しているとしても、元気&笑顔。笑い声もたくさん聞こえてきます。「あの人来てくれたんだよ〜励まされる^^」と来た芸能人を教えてくれたりもしました笑(この日も偶然芸能人が参加していました)。存在で励ます芸能人パワー...やはり強い......


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10:30 活動開始

仲間と合流し活動開始。現地スタッフさんにルールと大まかな流れを説明してもらいます。要約すると...

・民家から来た依頼に対し、即興グループを作って現場に移動・対応する。
・依頼内容:屋根のブルーシート貼り、土砂の撤去、瓦礫の撤去など様々。
・グループ:依頼内容の説明後、できる人が挙手していく立候補制。
グループ内でリーダーを決め、その人を中心に動く。
・決して無理はしない。できることをやる。

初参加でも資質があればリーダー任命もされるようです。初参加だけのグループも有り得るのでそういう制度なのでしょうね。リーダーになったらどうしよう...と若干焦りながら、依頼開示を待ちます。


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11:15 依頼振り分け

参加者待機場です。現地スタッフが被災者の依頼電話を書面にしています。
基本的に軽トラが無いと撤去作業ができないので、我々は軽トラが確保できるまで待機をしていました。無事軽トラが確保できたので依頼が動き出します。

「ブルーシート張り無し、主に瓦礫撤去の依頼です。畳を2階から下ろすなどもありそうです。5〜6名でどなたか行けそうな方いますか?」

自分が何ができるかは正直わかりませんが、瓦礫撤去ならできそうだなと思い仲間と共に手をあげ、6名の即興グループが完成しました。

・自営業(軽トラで参加)☆リーダー
・自営業(車で参加)
・会社員(車で参加)
・大学生(車で参加)
・仲間1(徒歩)
・我(徒歩)

えっごめんなさい

確かに車で来れば、人数多い時に相乗りできるし移動手段として需要あるね〜〜そうだね〜〜〜〜〜(考えもしなかったので勉強になりました)

軽く挨拶を済ませ、まずは器具調達。


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11:20 器具調達

現地で何があるかわからないので役所には器具一式が用意されています。ブルーシート・土のう袋・ホウキ・一輪台車など。工事現場で使用する本格的なマスクや熱中症対策の塩飴もありました。それらを依頼内容から予測し、調達していきました。調達したのはブルーシート大2、土のう袋30、台車1、ホウキ1、ちりとり1、スコップ2だったかな。これくらい持って行った記憶があります。

結果から言うと、土のう袋以外は使いませんでした。
そんな時もあるさ。


↓続きが出来ました


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