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新型コロナワクチン接種でウエディング従事者が知っておくことって何?

みなさまこんにちは。
今回は新型コロナウイルス感染症の予防として国が進めている、ワクチン接種についての話題を取り上げます。

日本では2月よりワクチン接種がスタートし、医療従事者、高齢者から順に、一般の方々にも接種がもうすぐ始まろうとしています。そのような中、わたしが先月、担当をしたお客様のゲストから「招待されている結婚式の前日が、コロナワクチンの2回目の接種日となってしまったが、もしも、副反応で発熱があった場合はどうすればよいか?」と問い合わせがありました。

そのような経験から、”結婚式”という日程が決まっていて変更が難しい重要なものを取り扱っている、私たちウエディング従事者だからこそ、新型コロナワクチン接種に際して知っておくべきことと、考えておくべきポイントがあるのではないかな、と思いました。

なお、新型コロナウイルス感染症に限らず、予防接種にはメリットがある反面、リスクもあります。本記事はあくまで、接種を受ける選択肢を選ぶ場合に気を付けること、として知って頂ければ幸いです。

ワクチン接種でどんな副反応が出る可能性がある?

まずは新型コロナワクチン接種に際して、どんな副反応が出現する可能性があるのでしょうか。

副反応の種類には、生命の危機に直結するような「アナフィラキシーショック」と呼ばれるようなものから、少々の違和感程度で数日で収まる「注射部位の痛み」など、様々な症状が報告されています。

【新型コロナワクチン接種の主な副反応】

注射した部分の痛み
頭痛
発熱
筋肉や関節の痛み
鼻水
寒気
下痢     など・・・

こうした副反応は全ての人に出現するものではありません。また、ごく稀にしか出現しないものから、比較的大多数の人に出現するものまで様々です。

厚生労働省から、新型コロナワクチンを、先行的に接種を受けた約2万人の医療従事者を対象に、接種後一定期間(約1か月)に起こった症状・疾病を調査したデータが公表されています。
その中で比較的身体的な影響が大きいと思われる、「全身反応」と「発熱」の出現割合のグラフと、そこから得られた考察(個人の見解)をまとめてみます。


【全身反応(頭痛・全身倦怠感・鼻水)の、出現割合】

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■データからの読み取れること■
・1回目接種よりも、2回目の接種後に出現頻度が高い
・2回目接種後の出現率
 頭痛:接種翌日50%弱→4日目15%弱
   全身倦怠感:接種翌日 70%弱→4日   
目15%前後

■考察■
・2回目接種後に、頭痛や倦怠感といった体調の変化を自覚する可能性が高い。

※全身倦怠感(けんたいかん)とは、体がだるく疲れているような状態、のこと



【発熱(37.5℃以上)の、年代・男女別出現割合】

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■データから読み取れること■
・1回目接種後の発熱は、どの年代も10%以下の出現率
・2回目接種後の発熱出現率
 接種翌日:20代50%、30代45%、40代40%、50代30% 程度
 接種3日目以降:接種2日目に比べて4分の1以下になる
・男性より女性の方が各年代で発熱の出現率が10%程度高い

■考察■
・カップル/プランナー世代である20~30代は、2回目の接種翌日に発熱が生じる可能性が5割前後ある。
・親御様世代である40~50代では、2回目の接種翌日に発熱する可能性が3~4割前後ある。
・ブライダル業界従事者は女性の比率が高く、コロナワクチンの副反応の影響を受ける人の割合が高くなることが考えられる。
・2回目の接種翌日は比較的高い割合で発熱が生じるが、3日目以降は割合が一気に低くなる。

なお、上記のデータはファイザー社製ワクチンのデータをもとにしており、武田/モデルナ社製ワクチンの健康観察は5/24より自衛隊員1万人程度を対象にスタートしたところで現時点では情報がありません。

また、より詳しい情報は、厚生労働省ウエブサイトをご覧ください↓


このような副反応は数日で回復することが殆どですが、カップルさんや親御様であれば、結婚式当日に体調が悪ければ結婚式を十分に楽しめない可能性がありますし、また、私たちスタッフ側もパフォーマンスを最大限出すためには、そのような事態は避けるべきでしょう。

もちろん個人により大切な日は異なってきますので、例えば土日にコロナワクチンの副反応がでるリスクを下げたい場合は、副反応の出やすい接種の翌日、翌々日が土日とならないよう、月曜や火曜に接種を予定する方が、リスクは下げられると考えられます。

ただ、これだけの大規模接種となると、どうしても個人の都合で接種日程が決められない場合も出てくると思います。もしもコロナワクチンの副反応により、ゲストやスタッフが発熱等をした場合の対応なども、あらかじめ社内での取り決めが必要です。新郎新婦様へも予め説明をして承諾を得ておくと更に良いでしょう。

現在、会場の入口でゲストやスタッフの体温を測定しているところも多いと思います。もしも結婚式当日、38.0℃の発熱が会場入り口で認められ、ご本人に「昨日、ワクチン接種をしました」と申し出があった場合、皆さまの会場ならどう対応されますか?

ワクチン接種は2回目の接種日を確認してから

副反応の情報と共に、ウエディング従事者に知っておいて欲しいことが、2回目のワクチン接種日についての情報です。

日本で予防接種法に基づく接種が可能な新型コロナウイルスワクチンは現在2種類です。(※2021.6.1現在)この2種類のワクチンは、それぞれ2回の接種が必要とされていますが、接種間隔が異なります。

【新型コロナワクチン接種の間隔】
・ファイザー社 3週間
・武田/モデルナ社  4週間

ファーザー社製のコロナワクチンは、「18日以上の間隔をおいて、標準的には 20日の間隔をおいて2回接種することとし、1回目の接種から間隔が20日を超えた場合はできるだけ速やかに2回目の接種を実施すること。」とされています。つまり、一般的には下記のように、3週間後の同じ曜日に2回目の接種を受けることとなります。

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出典:厚生労働省HP「ファイザー社の新型コロナワクチンの接種間隔について」より
https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000755198.pdf

一方で大規模接種会場で使用が開始された、武田/モデルナ社製のコロナワクチンの接種間隔は、「1回目の接種後、通常、4週間の間隔で2回目の接種を受けてください。(接種後4週間を超えた場合は、できるだけ速やかに2回目の接種を受けてください。 )」とされており、こちらは4週間後の同じ曜日の接種が基本となる様です。

ただし、ワクチンの供給や接種の担い手、設備等の面から、2回目の接種日が上記に当てはまらない場合もある様です。また、本人の希望がどれだけ通るのか等も現状では不明確であり、今後の動向を見守る必要がありそうです。
現状ではどのような方法で2回目の接種日が決まるのか不明確ではありますが、ウエディング従事者としては、2回目の接種日がいつになるのかを考えた上で接種を予約するのが望ましいのに変わりはありません。

またカップルさんや親御様なども、2回目の接種後に体調不良が出現する可能性を考えた上で、接種スケジュールを検討して頂くと良いのではないでしょうか。

なお、接種から効き始めまでの期間として、ワクチンの専門家は「1回目のワクチン接種から免疫が働くまでには10日間から2週間はかかる」との事です。

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ウエディング従事者がコロナワクチン接種で気をつける視点のまとめ

ワクチン

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