一時帰国したらジンバブエに持ち帰りたいものリスト
ジンバブエで2年間滞在するうちの半年間が過ぎた。
一時帰国するかどうかは正直未定だけれど、もし一度帰るなら、この辺りを持ち帰りたい!というものをリスト化して、理由とともに紹介してみよう。
あくまで私のリストであって、一般的ではない。「それなんだ!」と日本や他国の皆さんが感じるモノがあるかもしれない。モノがないジンバブエ生活の片鱗も垣間見えるだろう。
それでは、スタート!
一時帰国するなら買ってくるもの
Windowsの安いノートパソコン(4万円台くらい?)
Macbook airを持参したのだが、やっぱり仕事用で自由に使えるWindowsのデバイスが欲しい。中古でいいので、LANケーブルが刺さるタイプで、できればアクセスポイントとしても使えるようなCorei5程度のノートパソコンを持ってきたい。やっぱり途上国はLANケーブルが命だった。Wifiが弱い弱い。コンピュータ技術隊員なので、ネットワーク関係の機器の設定なんかもMacには互換性がない場合が多く、Macの限界を早々に感じた。
ただ、プライベートではやっぱりMacを使い続けたいので、2台持ちにするしかないかなあ、、というところ。
要らなくなった古いiPhone
この国、Apple製品は圧倒的に需要に比べて入荷が少ないようで、iPhoneはめちゃくちゃ高値で取引されている(盗難でもめちゃくちゃ狙われる)。アメリカと仲が悪いので仕方ないような気もする。私は家に使わなくなったsimフリーの古いiPhoneがいくつかあるので、お世話になっているカウンターパートに格安で売るか、あげるなどしたいなあと思う。
ちなみに街中でiPhoneを使っていると、「日本だと安いんだろ?いつ帰るんだ、帰った時に安く買ってきてくれないか」と知らん兄ちゃんに頼まれたりする。とてもうるさい。うるさいが、たぶんうまくやれば私はとっても儲けられるんだろうなあとも思う。
ライカのコンデジ的な、ちっちゃいけどいい感じの写真が撮れるカメラ
Fujifilmの一眼ミラーレスを持ってきたけれど、やっぱりただでさえアジア人というだけで目立つのに、大きいカメラを持っているとそれはそれは目立つ。ポケットに入れておいて、街中でスナップがすぐ撮れる、というようなカメラが欲しい。できれば変に目立たないように、デザインは真っ黒がいい。
GUあたりで大量に安いオフィスカジュアル
活動していると、特に教員養成校のような生徒が社会人という学校の教員は、威厳を出すためにちゃんとした服を着ているなあということがよくわかる。どんなに暑くても授業をするときは男女問わずジャケットを着たり、良い生地の服を着たりしていて、おしゃれだなあと思う。
私自身は教員業をやっているわけではないけれど、一応ITの教員部門に属していて、扱いは教員と同等になる。そんな中、ジーパンで活動に行くことはできないなあと思う。私は本当に数枚しかオフィスカジュアルを持参しなかったので、こちらで古着の襟付きシャツを何枚か購入した。古着だと1枚$5くらいで安いのだけれど、外で販売していて、試着が難しく、サイズも合いづらい。帰ったら、こっちで捨てて帰れるお安めのオフィスカジュアルをいくつか買って戻りたい。
1人分の米が炊ける何か
これはあったら便利そうだなあと思う。電子レンジがない(これは街で買えばなくはないが今の家にない)ので、ご飯を冷凍してチンして食べるということができない。だけれど、鍋で一人分の米を炊くのも難しい。コンロが電熱線なので、火加減をこまめに調整するということができず、少量だとすぐ焦げる。
任地には比較的電気があり、1日中電気がないということは少なかったので、小さな炊飯器をうまく使えば炊き立てご飯を毎日食べることができそうである。
ヨーグルトメーカー(と納豆菌)
これも気になる。ヨーグルトはその辺で買えば美味しいので良いのだが、ヨーグルトメーカーがあればなんと、納豆が作れるらしい!大豆は中華ショップで買えるので、納豆菌も持ってくれば納豆を簡単に作って食べることができる。
私は納豆が大好きで、序盤に一番恋しくなったのが納豆だった。ジンバブエでは売っているのは本当に見たことがない。
アフリカをずっと若い頃から巡っていたというJICAの所長がヨーグルトメーカーを持参していて納豆を作っているのを見て、それはナイスアイディア!と感銘を受けてしまったこともある。
全部持ってくるのは難しいが、ここにはない(高い)もの
以下に挙げるものは消耗品で、2年分持参するのは難しいが、せっかく帰るのであればアフリカに持ち帰りたいものたちである。これらを目的に帰るのではなく、別件で帰るのならば買って戻りたい!と思うもの。
ないならないでなんとかなるし、せっかく協力隊で行くならモノがない生活をして現地と基準を揃えよ!という猛者もいるかもしれないが、こういったモノが生活を豊かにして、日々の活動のストレスを和らげてくれるのも確かなのだ!
シャンプーリンス
アフリカ人、全然頭を洗わないようで、シャンプーは本当に泡立たない悲しいクオリティのものしかない。中華ショップやアラブ系のショップでパンテーンみたいなものを見つけられるけれど、恐ろしく高い。1本$20くらい平気でする。ので、日本で1本ずつくらい買って戻りたいなあと思う。
洗顔
日本みたいに泡立ちが良くてソフトだけれど汚れがしっかり落ちる!的なものはやっぱりここでは見当たらない。シャンプーに比べて優先順位は下がるけれど、アラサー女性としては持参したい。
化粧水・乳液
化粧水なんてものはない。こちらの人はボディクリーム文化のようで、ありとあらゆる香りのボディクリームやワセリンはスーパーでもどこでも見かけるが、化粧水や乳液は中華ショップでも見かけないので帰れるならば買い足したい。なければないで軽めのボディクリームを探すか、ヨーロッパのメーカーのファイスクリームくらいなら探せばどこかにありそうではある。
プラスチック用品(タッパーとかその他キッチン用品)
ジンバブエにもあるにはある、がとにかく品質が悪いor高くて買えない、のがプラスチック用品。たぶん、質の良いものは全て輸入なので、ジンバブエで買おうとするとびっくりするお値段になってしまう。一方で粗悪品はこれまたびっくりするくらいに粗悪である。
日本で百均のものを買い漁って持っていきたい。たぶん、いま百均に行ったら、日本の100円均一ショップメーカーの企業努力に泣きそうになると同時に、モノに溢れる日本の限界を見ている気分にもなる。
生理用品
ここでもヨーロッパ基準の商品は買うには買える。のでそこまで問題ではないけれど、日本の品質のものを日本の値段で買える安心にはやっぱり勝てない。いくらか持参しているし、帰国する人からも余った分をもらえているので今のところ間に合っているが、2年分には届かなそう。
日本食
個人的に一番欲しいのは先述した納豆!
あとは米。中国産の米をここでも買えるが、やっぱりちょっと味が違う。米だけではあんまり食べたくない感じ。丼ものにしたり、チャーハンのように味をつければ問題ないが、白米だけだとやっぱりちょっと違和感がある。
他には、乾物も嬉しい。フリーズドライの味噌汁には今も助けられているし、ほんだしやふりかけなどの重さや体積の割に価値があるもの、カレールーやシチュールーなど簡単に味をつけられるものも良い。また、塩昆布やわかめなどのThe乾物は地味に毎日使えて良い。
調味料系でいうと、鶏肉はその辺で締めてもらうと美味しいので、もし帰ったら柚子胡椒を持ってきたいなあと思っている。
オリーブオイル
この国、オリーブオイルが高すぎる。シャンプーと同じで、完全に輸入品なので、1本$20は平気でする。トマトやニンニクは安いのでイタリアンを作りたいな〜と思ってオリーブオイルを探すと、急に高すぎてびっくりする。嗜好品なのである。
ただ、常時安く売っている油は質がかなり低そうなので、私は諦めて購入した。今はちびちび使っているけれど、帰ったならば、1本くらい買って戻りたい。そして、1回の料理にちゃんと大さじ1以上使える余裕が欲しい。
モノがないジンバブエVSモノに溢れる日本
持ってきたい!と思うものは他にも探せばあるかもしれないし、実際に持ってきたら「そこまででもなかったなあ」と思うものもあるかもしれない。
そして、ジンバブエでこういうことを考えていると、ジンバブエには本当にモノがないなあ!ということと同時に、日本はモノに溢れすぎだとも感じる。
とことんモノがないジンバブエと、とことんモノが豊富な日本。現状の気分としては、この間をとった中庸な世界に住みたいと思わずにいられない。
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