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山梨県立農林大学校の講師を務めてます!

こんにちは、山梨県北杜市のまちの税理士です。
北杜市に農業の専門学校があるのを知っていますか?
山梨県立農林大学校です。
まちの税理士は、令和3年度から職業訓練農業科の履修科目である「農業経営」の講師を務めています。
令和4年度の講義も終わり、一から作成した「農業経営」の講義内容がまとまりましたので、整理しておきたいと思います。


1.まずはまちの税理士と農業の関わりについて

農業は北杜市の基幹産業であることから、まちの税理士事務所では、農業法人や農家(個人事業者)の顧問契約先を多く抱えています。
農業経営に携わっている機会が多いからこそ、農業経営者の不安にお応えできる仕組みを整えています。
例えば、次のような不安です。
不安① 借入金を原資に設備投資をする際、返済していけるのか不安。
まちの税理士事務所では、農業経営に関しては予算管理型の会計を導入していますので、借入金の返済が可能かどうかシミュレーションすることができます。
不安② スタッフを雇用する際、月々お給料が支払えるのか不安。
まちの税理士事務所では、スタッフさんのお給料など月々の運営費の支払が代表者からの借入金に依存し過ぎないように、金融機関から融資が受けられるようにサポートしています。

2.「農業経営」の講義内容について

「農業経営」は全5回(計15時間)の講義となり、その目的は「農業経営の特徴を理解し、将来的な経営設計・管理が行えるように学習する。」です。
まちの税理士は、この講義のゴールを農業経営の法人化に据えて、次のような講義内容にしています。

第1回 利益管理

・副題:採算が取れなければ経営はできない!
・内容:変動損益計算書、損益分岐点売上高
・詳細:費用を変動費と固定費に分けて把握する考え方を習得する。 

第2回 設備投資と減価償却費

・副題:農業は設備投資を避けては通れない!
・内容:減価償却費(定額法)、設備投資の種類
・詳細:減価償却費を正しく理解し、「資金管理」の学習につなげる。

第3回 資金管理

・副題:農作物の生育期間と販売期間はズレる!
・内容:予算の策定、資金の確保
・詳細:「利益管理」を実行するための血液である「資金管理」を学ぶ。

第4回 個人経営と法人経営の違い

・副題:個人経営と法人経営で税金等に違いがある!
・内容:税金の計算方法、売上高の認識の方法、社会保険の強制加入
・詳細:「農業経営の法人化」のために、個人と法人の違いを学ぶ。

第5回 農業経営の法人化

・副題:まちの税理士事務所から生徒皆様へのプレゼント!
・内容:農業経営に携わる税理士としてこれまで培ったノウハウ
・詳細:パワーポイントを使ってノウハウをお伝えします。

3.最後に

いつまで講師を務められるのか分かりませんが、農業経営に関する自らの到達点をチェックするためにも、継続していきたいですね。

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