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不自由な中でもがくということ

世界中を旅したい、と夢を描いて大学生になった息子。

コロナ禍で、大学に行くことさえままならない様子を見て、かわいそうに、、、と、思うこともある。

でも、ふと、、、違うな。

と、思う。

かわいそうなのか?

テレビでニュースを見ながら、今、自分が見てるのは映画の中ののニュース?と、頭が変になるくらいの状況の真っ只中にるわけですが。

何が起こるかわからないのが、人生で。

他のみんなは通ってるのに、例えば息子だけが病気で大学に通えない、、、となると、かわいそうに、となるけど、世の中全てが、世界中が同じ状況の中にいる今、" かわいそう" はおかしいよね、、、とちょっと思ったりするのです。

不自由な中でもがく経験ってそんなに悪いことじゃないのでは?

できないことを嘆くのではなく、今自分ができることを考える、という経験はきっと人生の大きな糧になると、思う。

何が起こるかわからない、と、人生に対する考え方が変わったりすることもあるかもですね。

でも、今だけ見て、未来のこと、自分の将来を考えないというのも、違う。

何が起こるかわからないと、やりたいことは今しかできないと、やりたいことしかやらない若者が増えたら、、気持ちはわかるけど、ちょっと怖いな。

サラリーマンの時代は終わる、なんて言うオットに、なかなかついていけないでいます。

息子が、下宿に籠る時間を無駄にせず、今できることを考えて、今しかできないことをどんどんやってる姿に、密かに感動してる母ですが。

こういう状況で、前向きに行動できるのは、北京で過ごしたサバイバルな小学校時代の経験とか、中3の時に、ほぼ無理矢理、父親の赴任先のアメリカに連れて行き、一人で苦しんだ過去の経験があるからかな、と、考えることがあって、コロナ禍での経験もきっと息子にはプラスになるはず、と前向きに確信しているわたしです。

今の状況が生活にどんな影響を与えるかは、年齢にも環境にもよると思うので、あくま大学生の息子にとって、ですが。

息子にはどんな状況にあっても、前を向く強さを持って欲しい、と願う母です。

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