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音楽の聴き方が変わった2019年にピンと来た9曲

大晦日ですね、こんばんは。須藤ストラです。

思ったことは書いておかないと忘れるし、やりたいことはやらないと忘れるし、ということで良かった9曲です。

ちなみに最初はアルバム9枚で選ぼうかと思ったのですが、SpotifyやらYouTubeやらの視聴かライブ行くのが主なリスニング環境になったのと、ヘッドフォンアンプが壊れ昔から使っているiPod Touchに音楽を入れてアルバム単位で聴く習慣がなくなったため出来ませんでした。直してもらわなきゃ。

ってことで行ってみよう。

cadode「タイムマシンに乗るから」

Spotifyで知った曲その1。

チルいトラックに繊細な歌声が乗せるのはぼくのりりっくのぼうよみが一通りやっていたようなイメージでしたが、この曲はタイトルにもある「タイムマシンに乗るから」ってフレーズがアレンジの雰囲気とも合っていてピンと来ました。
ちょっと無理やりな押韻も好きです。

で、他の曲も聴いてみたのですが、そっちはエレキギターがしっかり入ってたりとちょっと違うなーと思ったので、アルバム通しで聴いてたら辿り着かなかった可能性があります。

THE CHARM PARK「Ordinary」

Spotifyで知った曲その2。

基本的にはポップスというかJ-POPなんですが、the band apart系の洒落たアレンジだったり、突然差し込まれるテクニカルなギターフレーズに「なんやこれ」となったのを覚えています。歌声も色っぽくて素敵。

バンドかと思ったらソロプロジェクトで、avexで出してるというのも分かって、言われてみれば確かにそれらしい。

Tempalay「そなちね」

「近年のロックバンドはKing GnuかTempalay聴いておけばだいたい事足りる」と度々言ってます。
どちらもざっくり言うとミクスチャーで、King Gnuはテンション高めな一方、Tempalayは落ち着いているというかサイケ色が強めで、僕はこちらの方がより好きです。大体ギターかシンセで変な音鳴ってるし。

この曲のタイトルは北野武の傑作『ソナチネ』から取られているとのことですが、そう思うとあの映画で写っていた沖縄の風景を思い出してしまいますね。MVも観た後に短編映画のような感覚を残してくれるので好きです。

もう1回『ソナチネ』観たくなってきたな。

NOT WONK「Down the Valley」

NIRVANA「Smells like teen spirit」を代表とするクリーンサウンドから一気に極悪なファズサウンドに切り替わる瞬間が大好きなのですが、そこへ更にソウルフルな歌声が乗せられるとは想像だにしませんでした。
元銀杏BOYZの我孫子真哉が主催するインディーズレーベルKiliKiliVillaから出たバンドというのもあり、遠くない縁を勝手に感じています。

あとインタビューを読むのが好きなのですが、今年リリースされたアルバムに合わせて出たインタビューで滅茶苦茶良いことをおっしゃっていて、それもグッと来たポイントです。

岡村靖幸さらにライムスター「マクガフィン」

コラボネームの時点で最高じゃないです?

岡村靖幸は直近だとKICK THE CAN CREWの客演として参加しており、「そうさ住所 一緒のところにしよう」という最高のラインを聴かせてくれるのですが、KICK THE CAN CREWの親分であるRhymesterと組むとなればその上を期待してしまったのですが、さらにって時点で既に相当キテますよね。

ヤバいトラックとヤバいラップとヤバい歌詞です。僕がヤバいって言う時は大体ダンディーなセクシーさを感じる時です。ちなみに、マクガフィンって何か知らなくてもリリックで教えてくれます。

赤い公園「凛々爛々」

名前だけ知っていたバンドですが、ボーカル脱退からの二代目ボーカルがまさかの元地下アイドル、まさかの以前推していたグループであるアイドルネッサンスのメンバー石野理子で、そこでブッ飛んだのが2018年のGWでした。

その後、全国ツアーを経て秋にリリースされたミニアルバムがことごとく良く、遡って聴いたベストアルバムも良くて完全にハマった。メロディはポップスとして良い上に、出音はオルタナでもあって、歌詞は新しい価値観を授けてくれる所もあり、「津野米咲は天才」と言わずにはいられませんでした。

開歌-かいか-「かいかのMUSIC」

赤い公園に関連して、こちらもアイドルネッサンスの元メンバーがいるグループです。2019年5月に結成されました。

僕はオワリカラというロックバンドが好きで、中でもボーカル・ギターのタカハシヒョウリをとにかく敬愛していて、彼が楽曲提供するグループであること、また昨年から追いかけ続けていたグループMaison book girlのプロデューサーであるサクライケンタがアレンジにも関わっていることから、5月のお披露目公演に行かざるを得ませんでした。

最初の曲調はいわゆるフォークトロニカが主だったため、その時はそこまでハマらなかったものの、曲が増え始めた時に発表されたソウル・ファンクとミニマルテクノに歌のハーモニーがくっついたこの曲に見事オチてしまいました。
ハンドクラップの気持ちよさよ…。

Maison book girl「シルエット」

ということでMaison book girlです。Maison book girlについては、頻度高めで観たので話が音源だけにとどまらなくなりそうですが…。

昨年リリースされたアルバム『yume』も素晴らしいアルバムだったのですが、そこからリリースされたシングル『SOUP』『umbla』もそれぞれ素晴らしいシングルでした。

中でもアンビエント調のトラックに歌が重なるのがこの曲で、曲が展開していく度に頭の中に宇宙が浮かんでいくのがとにかく気持ち良いのです。

でんぱ組.inc「いのちのよろこび」

映像の力が強すぎて一度では曲が頭に入ってこない…。近年お金がかかってる時は「お金がある」と口に出るようになりました。お金がある…。

年末のワンマンライブに行ったのですが、終盤で出たこの曲の幸福感が凄まじかった。アフロビートとでも言えばいいのか、パーカッションがポコポコ鳴ってるのが理屈じゃなく楽しくなってしまうし、シンガロングの「UHHA! YAAA!!」と最後の部分がラブアンドピースでした…。

でんぱは最近聴き始めたのですが、今までとはない方向で生きることにポジティブさを湧かせてくれるような曲が多いんですね。あとオタクが皆おとなしくて好感持てました。

最後に

Spotifyでプレイリストも作りました。

Spotifyも活用し始めて、知らなかった曲がたくさん知れるという喜びがありながらも、関連付いた曲というのは予想の範囲を超えないものも多かったりなので、色々な方法で知らない曲を探るのはそこまで変わらないのかなとも思ってます。

2020年も楽しい音楽ライフを過ごしましょうね。

ではでは。

効果効能として、欲しい機材を買ってはしゃぐ私か好きな服を着てはしゃぐ私が見られます。買ったものは記事にします。よろしくお願いします。