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うまくいかない組織で我々にできる事は何か?

コロナ影響がボディーブローのように様々な業界に拡がっている事にとても胸を痛めています。

時間のある週末や平日の朝晩に、色んなスタートアップからのご相談を伺っているんですが、思わぬ方向転換を強いられている組織の話をたくさん聞いています。

特に、最近のバリュエーション高騰によって、高い時価総額でファイナンスしてしまった企業がその影響をモロに食らっている場合に、組織も大変な中で次のファイナンスでのハードな交渉を実施しないといけない。

自分も経営者だから凄くわかるんですが、非常に苦しいし、追い込まれていく状況がわかります。

そういう場合に、自分は何をしてきたのか?何ができたのか?できなかったことは何か?を振り返って書いてみたいと思います。

今回は、実務的な論点ではなく感情的なテーマです。

目下苦しんでいる経営者、あるいは苦しい組織で奮闘しているリーダーの何かの参考となれば嬉しいです。


事業がうまくいかない時の組織

これは、自分で振り返ってみても非常に苦しいんですけど、私の経営しているKaizen Platformでも、そういう時期はありました。

様々な所でインタビューに答えて、ある意味さらけ出しているので、もし興味のある方は、読んでもらえればこれから書いていく事がリアリティを持って見えてくると思います。


戦時の組織にありがちな状況

実際に事業が停滞したり、キャッシュポジションを急激に落としていたりしている組織の状態というのは特殊なものがあります。

大きく分けて3パターンの状態に分類されます。

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企業の未来戦略において重要になると思われるテーマについて、ハック思考に基づいて私自身の見立てを不定期…

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