僕はダメです心臓の鼓動が止まりません

 ある日起きたってどくどくばくばくROCKに四つ打ち
翌る日飽いたって通常運行。僕はダメです。あの子の醸し出す眺めにやられっちまって早鐘を打つこのハートが寿命をどしどし縮めていきます。心臓の鼓動が止まりません。

 肌の一枚だって、剥けば滴るものが脈打つのに、僕はダメです。パーフェクトスキンの裏の裏の顔。乙女もびっくり柔肌の嘘。ダメです。吐けません。僕はダメです。鼓動が証明。

 何を思っちまったか。
パルスを発する生命維持臓器が、君と周波数を重ねますように、
だなんて……。

『なんぼ笑っても君の笑顔は浮薄だね、軽蔑するね、道化だね。私にそんなに嘘を見せたいの?』

 馬鹿なダメですは僕を困らせて鼓動の止まりません心臓が。

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