朱堂流

片恋表明のフォロー欄なので、相互さんになりたければ自分を磨いて下さい。いずれお会いしま…

朱堂流

片恋表明のフォロー欄なので、相互さんになりたければ自分を磨いて下さい。いずれお会いしましょう。

マガジン

  • XXXさんとの連作小説

    「XXXさん」ってあなたのこと。我こそは朱堂流と連作したいと思ったらこのマガジンのはじめの一本にコメント下さい。先着一名さまです。

  • 死地(彼方にあるべく斯く在れ)短編集(不定期更新)

    朱堂流の死生観についてのフィクションが読めます。フィクションです。

  • 翠埜家の血統

    不定期更新です。

  • ある旅路に就いて想ふ事

    『ある旅路に就いて想ふ事』の不定期連載記事まとめです。

  • 猫とパンケーキを食む

    更新中の『猫とパンケーキを食む』シリーズはこちらでまとめて読めます。

最近の記事

noteで、敢えてnoteで。遣りづらい媒体で、連作小説を書くのは、僕のちょっとした夢です。

    • どんな連作小説を書きましょうね、XXXさん

      これは、連作小説を作るための募集投稿です。 まだ見ぬXXXさんを探しています。 応募したい方は、コメント下さい。 先着一名様です。

      • 【定期】『これ書いて欲しい』そんなテーマがあったら消化します。どなたでもコメント欄へどうぞ。

        • 実に嬉しいタグ無し。僕が遣ろうとすることに適切なタグが無くて実に嬉しい。似た様な境域にいるなら、あなたは自分の遣ろうとしている事を誇っていい。時代の最先端は常に曖昧模糊としている。

        noteで、敢えてnoteで。遣りづらい媒体で、連作小説を書くのは、僕のちょっとした夢です。

        • どんな連作小説を書きましょうね、XXXさん

        • 【定期】『これ書いて欲しい』そんなテーマがあったら消化します。どなたでもコメント欄へどうぞ。

        • 実に嬉しいタグ無し。僕が遣ろうとすることに適切なタグが無くて実に嬉しい。似た様な境域にいるなら、あなたは自分の遣ろうとしている事を誇っていい。時代の最先端は常に曖昧模糊としている。

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        • XXXさんとの連作小説
          1本
        • 死地(彼方にあるべく斯く在れ)短編集(不定期更新)
          2本
        • 翠埜家の血統
          1本
        • ある旅路に就いて想ふ事
          1本
        • 猫とパンケーキを食む
          1本
        • 白銀の魔女達は三姉妹で招待する
          4本

        記事

          宝の様な時間を無しにして

          宝の様な時間を無しにしてちくちくたくたく針は時計を進める 宝の様な時間を無しにしてさらさらするする砂も時計を進める 自分の表現が誰かをいっそ傷付けるなら 孤独が燃え滾った証明 ずっと迷い続けていた偽善の仮面 「地図を頂戴」 偶に心臓の鼓動に耳を遣るのも割合と楽しい 偶に有機物の塊で出来た身体と言う名の何か 偶にチョコレートを食んで口籠る恐れ知らず それは 偶に君の形をして伝聞形で宇宙の形を伝える 観客席では柘榴が席を占めていて 震える梟丁度深夜だ 痣の様に火の様に し

          宝の様な時間を無しにして

          海月と気球と人間界からの離岸流

          海の中を踠いていた。 纏わり付く潮の 流れ。 気球が好きだった。 ふわっふわに浮かぶ、足許の覚束無さ。似ていて。 但し風任せのあれらには、 きちんと着地出来る陸が必要だからここには 来られない。 何故、?、 気球を思ったの? マーメイドに聞かれた気がした。 海月や何かの水性生物の姿形が 網膜でショートしたのだよ。 だなんて泡を吐きながら声を試みた。 離岸流だ。 磯浜辺が、 遠退いてゆく。 陸地から離れる気分。 海原に抱かれる気分。 不安感と安心感が相半ばして

          海月と気球と人間界からの離岸流

          私心。 読書体験はごく身勝手で孤独であるべきものだと思う。 交流の波に呑まれて舐め合う執筆や感想会は、 相手に対して極めて失礼だ。 ※飽くまで私心の表明です。

          私心。 読書体験はごく身勝手で孤独であるべきものだと思う。 交流の波に呑まれて舐め合う執筆や感想会は、 相手に対して極めて失礼だ。 ※飽くまで私心の表明です。

          雨の向こうは必然の世界だったらしいといふ思い出、硝子のこちらは平然と偶然が支配する世界観

          街灯が照る。テールライトとヘッドライトが或いは交差する。 街を行き交う車。 車中でどんな会話が交わされているのか知らないし、そもそも走り抜ける全ての車を観測した事は無い。 まるで 惑星の群れ群れを思うような、温かい孤独。 偶然しか起こらない平然とした世界観。 そこへいくとどうだろう。 乙姫と彦星を結え付けた人類の神話、その想像力は。 偶然を正に超えて必然しか起こらない運命の物語。 街行く車列を観測するとき、 誰と誰を結えてえにしを取り計らったら良いかを知っている神々の神

          雨の向こうは必然の世界だったらしいといふ思い出、硝子のこちらは平然と偶然が支配する世界観

          死地(彼方にあるべく斯く在れ)短編集◆2◆

          交錯する救命願望ここは天上界か地獄界か  救われてしまって。 男は惑ってしまった。 例えばの話し。本当なら飛び出たボールを守りたかった様な、 ボールには意思が無いから物は命を守れて良かったと思っているのだろうか。 この際、命の定義がわからなくて、 男は惑ってしまった。 死後の世界はわからない  男の名は、……否。命の遣り取り・尊厳の遣り取りを眼前にして、その名が何であったのか、等問うことは、些事に過ぎないのだろう。 が、この世界に居る。 この世界に在るもの以外は見えざ

          死地(彼方にあるべく斯く在れ)短編集◆2◆

          翠埜家の血統 その1

          −− 御口上によれば詰まる所と詰まらない所とに関わらず 我々は世界の最先端を生きいることで然るべき終わりの一端を担っているという −−  〜1〜 春風が吹き抜けたのは何日前だった?  四月も終わりを極め、もう皆GWを過ごしていると言う。一切合切は諸行無常とたかを括ったように大悟した弟も、今年の茹だるような暑さには負けている。「地球が温暖化しているんだって!、だなんて今更聞かねぇよなぁ姉ちゃん。常識がすぎるしブラフもブラフ、いいとこだ」冷凍庫からチューブタイプのラクトアイス

          翠埜家の血統 その1

          【随想】  巡られない水、逃げ場なく。我等経済原理に囚われた。

           淡く淡く 大気の遠近法で召上がる 群れなす雲は 光弾いたり吸収してみたり拡散したりと 瞬時瞬時が大忙しだ それでも太陽光は 昨日と変わらず差し込んでいると言う 湿った地面から 徐々に徐々にむんむんと 持ち上がってゆく水蒸気達を思う  日に1,5立方もの雨水や何かを飲める 車中、解放されない窓 粒になりつつある汗の待ち惚け時間 死にはしない 死にはしない 高々5分間待ち侘びるだけの‥ 然し確実と 経済原理に隔絶された雨水の ボトルしか、 手に入らない 街頭と、 清浄を騙る

          【随想】  巡られない水、逃げ場なく。我等経済原理に囚われた。

          死地(彼方にあるべく斯く在れ)短編集◆1◆

          最後に果てがあるんじゃあない、最期に果てる地があるだけの事だ。 前口上 目指す終わり。 定刻を乱す事なく自らブーケを持ち、日常の中に、……沢山の人々の日常の中に出来たささやかなポケットに、小匙半分の非日常を盛り込んで、 ニュースにはならず、倫理も問われず、美談も無く。  ……そんな最期。果てる地があっても良いじゃあないか。 レプリカの夜サンプル1号は揺蕩った儘瞼を閉じて  にっちもさっちも行かなくなった。歯車はガラクタの様にやつれて潤滑油が供給されない。然るにこの研究室

          死地(彼方にあるべく斯く在れ)短編集◆1◆

          随筆に似た垂れ流しの何か……

          ほんの一瞬でも、思い描いた。 夢を最後の後悔まで明らかに久遠を目指して保つ事の愚かを みんなが呼んでいる、学級日誌に強かに 或いは弱々しく 認めたら 眺める景色が変わってどうでも良くなった 記憶を弄る様に 年甲斐も無く相手も無く文を形へ還元する。 誉め殺しだった 優等生は 豆電球を夜な夜な灯していたっけか クローゼットの中に隠れるのが好きだった。 あの狭い個室の中のthe個室。 萎びた本などを持ち込んで豆電球で読むから眼を 悪くしたっけ 今となってはゴーグルと大差ない眼鏡

          随筆に似た垂れ流しの何か……

          ある旅路に就いて想ふ事   □1□

           『君を掻き立てるのは地図であっても良いが君を導くのは最果てだ』 そんな事を言ったのは誰だったろうか。 #一歩   (愛犬の齧りたくった傷痕が心の底から消えない内に証明を立てる)  旅立ちは夕刻に、と決めていた。 その日は目一杯愛犬とじゃれ合うことも、秘密裏に企図していた。 挨拶が絶えない様に、何処迄も、道筋の岐路を選ぶ事も心の内にあった。  淋しさに木立で泣いたりはしない。 残酷で冷徹なものが、時折人生を駆る。 それを「勇気」と言う。僕は感情に、事情に、名を付けた。

          ある旅路に就いて想ふ事   □1□

          「幾つかの気分」を、その時々のために留め置きたくて、備蓄する様に構築しては、#不定期連載として残して痕にする僕です。

          「幾つかの気分」を、その時々のために留め置きたくて、備蓄する様に構築しては、#不定期連載として残して痕にする僕です。

          猫とパンケーキを食む   (その1)

          セレナーデのエチュード   #1(耳年増の癇癪)  『君は、……自分が異質である事について、何らの気付きも無いのかい?』 主張とはいつでもその場の異質から生じる、と、派遣先で出遭ってしまったあの一連の忌まわしい境遇を吹き飛ばした導師は教えてくれた。 若き日。 私は異質だったのだ。主張だった。主張だったのだ、要らぬ主張だったのだ。 当時、私は派遣先で自身の器の限界域を迎えつつあって当たり散らしていた。その日その日を暮す事。この事がどれだけ無意味である事かを、……声高に主張して

          猫とパンケーキを食む   (その1)