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【変更管理③】変更依頼の分析、評価

さて、元々計画的に進めていたはずのプロジェクト活動において、もっとも予測しづらいのが、この『変更』です。変更される要因さえなければ、本来は立てた計画通りに事が遂行できるはずです。

え、「無理」って?

それはもう、計画そのものが最初から破綻していると言うことですね。

 ・計画精度が最初から高い
 ・変更要因が発生しない

この2つを満たせば、ほぼ確実に計画通りにいくのです。そしてこの変更によって、プロジェクトの見直しが迫られることになるわけですが、きちんと見直しをしていれば見直した計画通りに事が進むはずなのに、なぜか計画頻度が高くなればなるほど、どんどんプロジェクトはおかしな方向に進んでいって、やはち破綻していきます。

なぜか?

変更内容の精査と、変更することによって発生する影響の特定が甘々だからです。ですので、この

 変更依頼内容の分析および評価

は、変更管理の心臓部と言っても過言ではありません。この部分を、属人的なやり方に依存していると、その依存した「人」の能力の高低によって、変更管理がまともに機能するかしないかの分水嶺となるのです。

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