同値分割と境界値分析の使いどころ
基本的に「レビュー」も「テスト」も、ソフトウェア領域に限って言えば、この
同値分割
と
境界値分析
の2種類の組合せで、「機能性」の品質はほぼ100%保証できます。顧客の要求事項(ニーズ)のうち、ソフトウェア実装面での取りこぼしは無くなるということです。
「何をバカな…」
とおっしゃるエンジニアの方もいるかも知れませんが、「システム領域」と「ソフトウェア領域」を明確に区分すると、そうなります。なぜならソフトウェアの領域…つまりプログラムでは必ず『データ』を取り扱わなくては動作しないようになっているからです。それが引数であれ、ポインタや参照型変数などのメモリ情報であれ、かわりません。グローバルであれ、ローカルであれ、変数を一切用いないプログラムというのは原則ありません。技術的に作ることができたとしても、それは意味をなさないものとなっているでしょう。
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