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お客様に元気を提供しましょう!

宇宙一外食産業が好きな須田です。


3月20日の本の発売以来、仕事関係・友人から有り難いお声を沢山頂き感謝いたしております。


YouTubeも始め、この出版を機に多くの方のお役に立てられるように新たな行動を起こします。
益々精進いたします。


さて、今一番の問題はコロナウイルスです!

飲食店を直撃しております。
ただ、影響があるにはあるようですが、影響度に一定の法則のようなものがあるようです。

ある酒類メーカーの方からの情報ですが、席数が80席以上の大型店の集客には特に大きな影響が出ているようですが、小型店はそれほど大きな影響にはなっていないようだと仰っていました。

私の知り合いの方もFacebookに投稿なさっておりましたが、100席クラスの大型店を経営しているので、影響は大きいと言っておりました。


確かに大型店はそもそも大きな集客が盛業の鍵です。
かつて私が設計のお手伝いをさせて頂いていた甘太郎のような大型店ですと、150坪300席が基本フォーマットでしたから、毎日300名のお客様にご利用頂き商いが成立するビジネスモデルでした。

甘太郎さんのような大型店は、時代の変化と共に姿を変えて行っており小型化が進行しております。

これは、やはり集客が小型店の方が容易であること、固定費が少なくて済むこと、出店コストが安価なことなどが要因で、小型店舗の出店にシフトしております。

大型店で月商2,000万売るよりも、同じ投資コストで3店舗~4店舗出店して、月商800万~1,000万の小型店で稼ぐ方法に活路を見出しております。

出店コストと固定費、損益分岐点と集客が全く違ってきますので、小型店を数多く出店させた方が効率的であると言えます。

勿論、小型店も大きな影響は出ております。
特に3月の客数減はひどく、減少率のひどいお店では50%減のところもあるようです。
客数が20%減少すると、多くの場合、損益分岐点を割り込むと思います。

何とか、そこまでで食い止めたいものです。

自粛ムードもさることながら、マスコミのネガティブキャンペーンの方が私は気になってしまいます。

注意することと、ネガティブな情報を無駄に流すことの違いは何かなと考えております。

確かにマスコミが先導して国民に注意を呼びかけることは必要と言えます。
しかし、ネガティブな情報のみの羅列はいかがなものかと思います。

実際の羅漢数と致死率を考えるとインフルエンザの方がはるかに高く、コロナウイルスが未知であり対処法が見つかっていないことが不安材料ですが、対処法が確立されているインフルエンザの方がいまだに羅漢者も致死率も高い現状があります。

注意しなければいけないことは勿論、国全体で注意をしているので、今年はインフルエンザの羅漢率も低い結果になっているようです。

ですから、社会に正しい情報を提供することが経済を安定させることにつながると思います。
経済は感情で動きますから、国民感情を過剰にあらぬ方向に導くような報道の在り方を変えて頂きたいものです。

トータルの発症者数と死亡した方の情報を毎日更新していますが、その情報の中に隠れている回復した方々の数は発表していません。

総発症者数から死亡した方を引くと、残った数値は回復した方と言えると思います。
勿論、発症したばかりの方も含まれているので、一概には言えませんが健康を取り戻した方が圧倒的に多い現実があります。

そこの部分も報道してもらえれば思います。

「今日は、何名の方が退院しました、回復し健康な状態になりました」という報道が欲しいと思っているのは私だけではないと思います。

集団心理は、消費行動に大きな影響を与えてしまいます。

集団心理が原因で、トイレットペーパー不足は続いています。

十分な在庫数はある、流通も問題無いと言っているにも関わらず店頭には相変わらず商品が並んでいない状況が続いています。

店頭に陳列されるとあっという間に売れてしまうそうで、品薄状態が続いているようです。
近所のドラッグストアの方もそう仰っていました。

さて、飲食店の集客の問題ですが、このような状況の時、やはり力を発揮するのが顧客リストだと思います。
飲食店側に顧客リストがあり、顧客の属性が管理されていると、ピンポイントでオファーを流すことが出来るような気がします。

顧客リストのお客様にダイレクトなオファーを流せると、来店のきっかけを直接お届け出来ます。
普段から顧客リストをコツコツと集めることの大切さを、改めて感じております。

企業によって対応が様々ですが、リモートワークで出社していないお勤めの方も沢山いますが、通常取りに出社している方々も沢山いらっしゃいます。

出社している方を確認出来ればこちらからオファーを流して来店のきっかけをご提供できると思います。

ご贔屓客の多い店はある程度の業績を維持出来ているように感じます。

小さな個人店でも客数の減少はおこっていますが、この状況でもお店を利用して頂けるご贔屓客は本当にありがたいものです。

待ちの姿勢でいても状況は改善しません、打って出なければジリ貧になってしまいます。

ニュースで見ましたが、ランチの会計時におつりと共にマスクを渡しているお店が取り上げられていました。

素晴らしいことだと思いました。

困難な状況にあっても自ら出来ることをし、お客様が欲している物を提供する努力と行動をなさっている、素晴らしい経営者であり店長さんだと思いました。


知恵を絞ると何かしらの集客方法はあると思います。

例えば、ランチ帯に免疫力が強くなるような商品を提供してみるとか、ビタミンCの積極的な摂取が効果を発揮するという説もあるようですから、出社している方をターゲットに提供してみてはいかがでしょうか。

チキンソテーのレモンソースなど、鶏の胸肉は疲労回復物質を含んでおり柑橘類でビタミンC をプラスしてお客様の健康を留意するとか。
ゆずならぬ、いよかん・はっさくなどを乗せたおそばとか。
おそばにはルチンが豊富に含まれています。
血管の状態を良くすることに効果を発揮するのがルチンです。

ルチンとビタミンの組み合わせにするなど、顧客心理を活用して商品で集客を仕掛けるなどいかがでしょう。

手をこまねいていても状況は好転しません、何かしらの手を打つこと行動を起こすことが、やはり現状を打開していくと思います。

根性論の様に聞こえるかもしれませんが、言えることは行動をおこさないと現状に流されていきます。

「思考は現実化する」の著書で有名なナポレオンヒルの最新の本に、「悪魔を出し抜け」という本があります。

ここに悪魔が人を堕落させる方法として、流される・先延ばしをさせると書いております。
本当に悪魔と会話をしたのかは不明ですが、読んで見ると本当に何かしらの意識があるものと会話をしているように感じますが、この本に行動の大切さが強く表現されています。

新たな行動を起こした結果がどうなるのかは誰にもわかりませんが、ただ言えることは行動を起こさなければ、ますますジリ貧に、状況が悪化することだけは明確です。

こんな時こそお客様に向き合ってみましょう。
お客様が何を感じていて、お店に何を求めているのか、安全・安心・健康を普段から謳っている飲食業です。
こんな時こそお客様のお役に立てることはないでしょうか、みんなで考えたいものです。

飲食業はお客様を明るく元気にすることも使命と言えます。

客数の少ない今だからこそ、お客様に真摯に向き合い細やかな接客を心がけるなど、普段できなかったきめ細やかな対応をしてみては如何かと思います。


デリバリーの売上が伸びているところも沢山あります。
ウーバーイーツが本格的に進出した直後にこの騒動ですが、おかげで助かっているお店も沢山あります。

デリバリーで一番大変なのはデリバリー要員の確保ですから、そこが外部委託出来ることは大いにメリットがあります。

兎に角、出来得る限りの行動を起こし、お客様に元気を提供いたしましょう。

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