スダチ(三円小説家)

1話10秒で読める超短編を書いている〝スダチ〟と申します。インスタがメインでしたが20…

スダチ(三円小説家)

1話10秒で読める超短編を書いている〝スダチ〟と申します。インスタがメインでしたが2020 年9月noteデビューしました🙇‍♂️ また2020年3月1日、全300話を収録した書籍『 #三円小説 』を発売しましたので良かったらAmazonで🙏

最近の記事

三円小説〜第6話『忠犬』〜

 事実、彼は主人の帰りを、ずっと待っていたわけではなかった。  本当は、道に迷っていただけなのだ。  ひとりぼっちの彼は思った。  「渋谷に目印でもあったらいいのに・・・」 ★Amazon『三円小説』発売中★

    • 三円小説〜第5話『恩返し』〜

      「お爺さん、お婆さん、のぞかないでくださいね・・・ 絶対にのぞかないでくださいよ! 絶対に絶対にのぞかないでくださいね!!」    老夫婦が助けたのは、鶴ではなくダチョウだった。 ★Amazon『三円小説』発売中★

      • 三円小説〜第4話『センス』〜

         母親のセンスにはついていけないとクラスのみんなは言うけど、わたしは母のセンスを信用している。  なにしろ母は、あんなにも素晴らしい男性を選んだのだから。 ★Amazon『三円小説』発売中★

        • 三円小説〜第3話『タイムカプセル』

           30年前に仲間たちと埋めたタイムカプセルを開ける日だ。  ところが、約束の時間になっても私以外に誰も来ない。    日が暮れてしまう。  仕方ないので、ひとりで掘り出し、入っていた手紙を読んだ。 「100歳のみんなへ・・・・・」 ★Amazon『三円小説』発売中★

        三円小説〜第6話『忠犬』〜

          三円小説〜第2話『青い薔薇』

           そういえば、おじいさんと初めて会った日、あの人ったら、青いバラをくれたの。  でも、普通は赤いバラよね?  あの意図は何だったのか・・・ 今では確かめるすべもないわ。 [青いバラの花言葉=夢叶う] ★Amazon『三円小説』発売中★

          三円小説〜第2話『青い薔薇』

          三円小説〜第1話『告白』〜

           余命半年のわたしは思い残すことのないよう、好きな人に告白しようと思います。  それくらい良いですよね、先生? 「応援しますよ。頑張ってください」  好きだよ、先生。 Amazon発売中『三円小説』

          三円小説〜第1話『告白』〜