昔の人の名前の付け方
自分の先祖の話ですみませんが
ちょっとした笑話として。
曾祖父は"清之助”と云います。
これは彼の父親の幼名そのままです。
父親は分家の長男だったらしく、分家代々の幼名である清之助をそのまま付けられました。
その後、本家に養子に入り、本家の当主名である7代目清右衛門に改名しました。
長男はもう一つの当主名である清吉と名付けられ
次男だった曾祖父は、後に分家として独立しましたが、その予定で親と同じ清之助。その下は嘉三郎、そこまでくると代々の当主にはいません。
江戸時代以前から明治まで、名前というのは個人のものというより、屋号、商品名の様に、その人の社会状況を表すものでした。
先祖累代の墓たちには、同じ名前がずらり。横の奥さんの名前と享年で区別するしかないです。
その後、時代が変わると、清右衛門も清吉も一族の何処にもいなくなりました。名前の意味が個人名に変わったからでしょうか。今は清吉といえば最後の清吉(4代目か5代目)、清右衛門といえば7代目清右衛門、清之助といえば曾祖父をさします。
余談として女性版
祖母は美喜(みき)といいますが、彼女の祖母がきみ。はい、ひっくり返しただけでした。父親の清吉はおかぁちゃん子だったんでしょう。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?