昔々、あるところに約50kmのダートがあったとさ〜酷道273号線物語

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こんにちは那須のSUDA COFFEEです。
今日の那須は曇り。雨が降りそうで降らない梅雨っぽい天気です。

さて、今回は昨日発売されたサイクルスポーツ8月号の特集が「原点回帰サイクリングで突破せよ酷道大作戦!」

国道でありながら、狭い、舗装されていない、クルマが通れない…でもサイクリストには愛されている全国の過酷な道「酷道」が紹介されています。

これを読んでいて、かれこれ40年前の中学高校時代のサイクリングのことを思い出しました。

夏休みに、実家の札幌から旭川経由で母親の実家のある帯広まで自転車で行こうと計画し実行へ。

まずは、国道12号線で旭川方面へ。ここは整備された国道でクルマは多いですが、問題なく走れました。ちなみに、国道12号線には、美唄市から滝川市まで29.2kmの日本一長い直線道路があります。1日目は親戚のいる砂川市に無事到着。

そして問題の2日目、旭川経由して国道39号線で北見方面へ
層雲峡の景色を楽しんで、大雪湖がある分岐を帯広方面に向かう国道273号線に入った時に事件が起きました。

なんと国道なのにダート!?
すぐに舗装路が出てくると思っていましたが、走れど走れどダート
そんな道なので、滅多にクルマは通りませんでしたが、たまに通ると周りは埃まみれに、景色を楽しむ余裕もありませんでした。

道内国道の最高標高である三国トンネルを超えてからもダートが続きました。
何度もパンクしては直して、仕舞いには度重なる振動で、愛車丸石エンペラーの泥除けが割れて破損してしましました(その後は、泥除け無しで走ることに)

結局、糠平湖までの約50kmがダートの峠道でした。
精魂使い果たし、振動で手は痺れ、ヘトヘトで埃まみれで帯広に着いたと思います。その姿を見て、帯広の叔母さんが、大変驚いていたことを覚えています。*実はこの後にもっと大変な試練があったのですが、その話はまた別の機会に…

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ご安心ください。1990年には全面舗装化されて、今はキレイな国道になっています。


当時は大変でしたが、今思えば良い思いです。
試練を与えてくれた国道273号線を、またいつか自転車でリベンジしてみたいと思います。

近くの酷道を探してみたい旅の途中のカフェ。那須SUDA COFFEE


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