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ハハとムスメの365日 #10 爽やかな梅香る手仕事

7時頃に目が覚めて、窓を開けて少しひんやりとした朝の風を感じる。久しぶりの雲ひとつない晴天に心が躍った。

子供たちも一緒に起きて、今日は息子のリクエストのフレンチトーストを作る。(8時を回ってしまうと時間がないので却下である)

息子は、朝料理をする私の側にいることが多く、材料を入れたり混ぜたりしてくれる。娘はたいてい自由に歩き回って、勝手に遊び出している。

卵と牛乳と砂糖、少しのバニラエッセンス。バターと一緒に焼くとじゅわっといい香り。私はパンといえば厚切りが好みだが、子供たちには10枚切りの食パンがちょうどいい。卵液もすぐ染み込む。

子供たちもぺろりと食べてしまって、すぐに遊び出す。私も幼稚園の連絡ノートを書いたり、コーヒーを飲んだりゆっくり過ごした。

今は、幼稚園は9:20頃のお迎えなのでとてもありがたいが、2人が小学生になる頃は、スケジュールが激変することはもう決定している。

小学校は遠いから、7:30には家を出るくらいだそうだ。朝が弱い私たちは大丈夫だろうか。束の間のゆっくりした日々を楽しみたいものである。

娘と梅仕事

庭の野菜たちに水をやり、洗濯を干していると、ふと梅を買いに行こうと思い立った。

近くの産直店で梅祭りが開かれていることを思い出したからだ。梅干しやシロップ用の梅、氷砂糖、ホワイトリカーなどが安く手に入るらしい。

今回は梅シロップを作ることにした。青梅1kg、氷砂糖1kgと娘が(なぜか)握りしめていたチーズせんべいを買って帰宅した。

和歌山県産の大きな梅を買ってきた。娘の拳くらいに見える。ほんのり甘くて爽やかないい香りがする。

初めての2人の梅仕事。

まず、梅の上の窪みにあるヘタを取っていく。最初、2歳は力加減がわからず、ぐさりと突き刺していてヒヤリとしたが、3個目くらいからコツをつかみ、なんとも器用な手捌きでどんどんヘタをとっていった。驚いた。


全てのヘタを丁寧に取り、綺麗に洗う。それから、ひとつひとつ綺麗な布巾で水分を取っていく。娘はとても念入りな拭きを見せていた。

ニトリで購入した3.3リットルの少し大きめのジャーに入れることにする。あらかじめ、消毒をしておいた。しかし、耐熱温度が70℃しかなかったので、熱湯消毒はしていない。買ってから気づくお決まりパターンである。

アルコールで拭き上げただけなので、やや心配であるがまぁよしとしよう。

梅と氷砂糖を交互に入れていく。娘は大さじスプーンを使って真剣な表情で落とさないように入れていた。

蓋を閉めて完成!

あとは、シロップがしっかり上がってくるまで、1日に2~3回、瓶をくるくると傾け、梅全体に溶けたシロップが行き渡るように混ぜるとのこと。

2〜3週間でシロップが出来上がるそうな。7月、暑くなってくる頃に楽しめそうで今からわくわくする。

・水割り
・ソーダ割り
・ミルク割り
・かき氷のシロップ

などにするのが美味しそう。

今までも、2歳と料理をするのは、正直体力も気力も削がれていた。こぼしてしまうし、力加減がなかなか難しいので、自分がやれば早いけどなとぐっと堪えるのがしんどい。

でも、いつのまにか作業に集中できる時間も増えていて、手先がうまく使えるようになってきたのを見ると、時間がある時はできるだけ一緒に料理も楽しみたい。

梅のヘタが全部取れた時、蓋を閉めた時、小さな手で拍手をしていた笑顔が忘れられない。

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