【2023年6月】スラッシュワーカーズに入って2週間。成果と課題と夢
2週間前、スラッシュワーカーズに参加した。
ーー 器用で飽きっぽいを武器にする
そんなコミュニティにいるメンバーは、/(スラッシュ)で区切るように、個人が色々な肩書を持って活動している。
Webライター、Webデザイナー、動画編集者、SNS運用代行、コミュニティマネージャー、講師、エンジニア、フォトグラファー…と実に様々なスキルがある。
それらを掛け合わせて、個人の価値を高めていくのが、スラッシュワーカーだ。
飽きっぽいことに劣等感があった
昔から、何かに取り組めばそれなりにできた気がする。
勉強もスポーツも音楽も芸術も。苦手でできないもの(数学、チーム球技とかは絶対に無理である)はあったけど、それ以上に好きなものが多かった。
でも、突出して得意と言えるものがあるとは言えなかった。すべてが「まあまあ」だった。
大学を卒業して、新卒の会社は4か月で辞めてしまったし、次に入ったパン屋も1年だった。それから、日本語学校で3年ほど勤めて、出産を期に退職した。
「石の上にも3年」
この言葉を何回聞いたかわからないけど、正直今までの職歴は、世間一般、特に親世代から見るとだめなヤツだと思われるだろう。
30代に近づく中で、3年5年…と1つの場所でコツコツと働く友人や知り合いの話を聞いて、早々に何個もの石から逃げ出してきたことに次第に劣等感を持つようになった。
特に、長男が生まれた2019年にその黒々とした感情は大きくなった。コロナ禍で誰とも会えなくなったことも相まって、塞ぎこんだり、夫とぶつかったりすることが増えてしまった。
当時、オンライン日本語教師として活動を始めたものの、周りに「フリーランス」という人はいなくて、よくわからないまま、試行錯誤の日々が続く。
そんな時に始めたTwitterを見ていたら、ライターやブログ、デザイン、YouTubeとか色々な方法で稼いでいる人がいた。
目に見えるすべての人が羨ましかった
Twitterを見ていると、本当に色々な人がいる。旅行しながらブログを書いていたり、子育てしながらライターやデザインをしていたり、会社員をしながら動画編集をしていたり…
それらを見て、なんとなく真似をして、機材やアプリを使ってみて一通りわかるようになって、自分でお金を生み出すのは楽しいなと思うようになった。
その反面、お金になることは一時的なもので、こんなもんかと思って辞めてしまっていた。
2019年から2023年の初めまでそうしたことを繰り返していたと思う。いわゆる「スキル・ノウハウコレクター」だろう。
新しい知識を知ることは本当に楽しいけど、それを最大限に活かす方法がわかっていなかった。
最初は新しい世界を知ることに喜びを感じていたTwitterも、誰かと比べるようになってしまい、だんだんと見るのを控えるようになってしまった。
スラッシュワーカーの存在を知る
なんとなくまたTwitterを見ていたら、(懲りない) ルイス前田さんのツイートが目に入った。
特定の拠点を持たないノマドワーカーとして、色々な場所で仕事をして、好きな人と好きな時間を過ごしている。
さかのぼって見たツイートもすべて楽しそうでわくわくさせる。まさに目指したい大人の姿だった。
そして、スラッシュワーカーの存在を知った。
ルイスさん自身、10個の肩書を持っているそうだ。「やりたいことをぜんぶやる」ことが人生のテーマというのを見た時、「ああ私もやりたいことを諦めなくていいんだ」と思った。
やってみたいなと思った時に、いつも考えてしまうのが「楽しくてもお金にならないしな」だったのだ。BUMP OF CHIKENの才悩人応援歌がいつも頭の中でリピートしていた。
今考えると本当にもったいない。稼げるレベルまではがんばる必要はもちろんあるけど、一生1つの仕事をし続けなければならないというルールはないのだ。
Webライターとして初案件を獲得した
実際、スラッシュワーカーズに参加してみると、実に個性豊かで、みんなが毎日生き生きと自分の仕事や人生に向き合っている雰囲気があった。今日のスラッシュワークでやることを可視化したり、できたことを報告したり。
みんなが、スタンプで応援したり、コメントを書いたりして励まし合っている。すごく温かくて自信がもらえた。
昔から、「あの人はこんなにできるのに」と中途半端な自分のスキルを抱えて、落ち込むことが多く、自信がなかったのが嘘みたいだった。
コミュニティマネージャーのSHUKAさんとの面談を経て、メンバーのちゃいさんやくぼちゃんさんとの1on1や動画講義の視聴、勉強会の参加、ポートフォリオの作成など、盛りだくさんの2週間だった。
日々インプットを続け、先週ついにオンライン日本語教師に続く、2つ目のスラッシュワークのWebライターで案件をいただいた。
地方創生のメディアでの執筆で、身の回りのローカルなおすすめを紹介していく記事を書いていくという。
以前より書いてみたかったジャンルだったので、とてもうれしく思うし、住んでいる岐阜県の魅力をもっと伝えていきたいと感じていたので、素敵な巡り合わせに感謝している。
今後の課題と夢
スラッシュワーカーズに参加してから、周りのサポートと講座などの正しい知識によって、圧倒的に行動量が増えた。それがいい方向に進んだのは間違いない。
ただ、今までと違うことをしたり、本腰を入れてスキルを磨くのに時間をかけようとしたりすると、時間配分の調整は必須になる。
この2週間、充実した時間を過ごした半面、夜遅くまで作業してしまう日や、子供たちとの時間をうまく過ごせない時があった。
子供たちや夫との時間をもっと幸せな時間にするために、スラッシュワーカーという働き方を選んだ。
だからこそ、24時間ある1日を大切に、オフの時はしっかり楽しんだり、ちゃんと寝たりして心と体のバランスを整えていきたい。
短期的な夢は、家族とワーケーションして大好きな旅と仕事を両立させること。
年少の息子の夏休みのスケジュールを見るとびっくり、1か月も休みがある。
来年から娘も幼稚園に入る予定なので、2人が休みの時に、どこか行けたら楽しそう。夏ならやっぱり海が見える場所で仕事したり遊んだりしたいな。(海を渇望する岐阜県民)
長期的な夢は、家族で新婚旅行の地にもう一度行くこと。
2017年に入籍をし、2018年の3月、1週間の休みをもらってフランス旅行をした。それから同年に結婚式をあげたのだが、1つ心残りがあった。それは、前撮りとしてロケーションフォトを撮らなかったことだった。
初めて2人で行く海外で、写真のことは何も考えてなかったこともあるし、なんだか三脚を置いて撮影するのも怖いしで、人が少ない場所での自撮りしかできなかった。
フランスでカメラマンを手配して撮影してもらいたかったなとか、子供がいなかったから撮りやすかっただろうなとか今でも時々思い出してしまう。
だから、今度は家族で再訪して、写真を撮れたらいいなと思う。結婚10年とかいいかもしれない。2027年まで、あと4年。長いようで短いだろう。
まだ始まったばかりのスラッシュワーカーの道。
ルイスさんが言っていた。「1つの職種に1年くらいかけてましたかね。それで僕は10種類を10年かけて習得したので」と。
それを聞いて、始めからすぐには結果は出ないこと、好きなら続けてみることの大切さを知った。
好きなことなのに結果が出なくてすぐに放り投げていた私の頬を叩きたいくらいだ。(結果が出やすい職種や時間がたくさんかかるもあることを知ってそれも気持ちが楽になった)
「好きなことを好きなだけ」それを叶えるためにも、毎日少しずつできることを積み上げていきたいと思う。