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コピ・ルアク飲みた〜い

あ〜、コピ・ルアク飲みたい。
コピ・ルアクとはジャコウネコの糞から採れる未消化のコーヒー豆を使ったコーヒーである。出どころが出どころだからか食わず嫌いな人が多いようで、実際わたしのネットの友人たちも「あれウンコからできたコーヒーだよね」とハッキリ嫌悪を示しつつ話題に持ち上げたことがあった。気持ちはわかるよ。例え食物として扱われててもフロムウンコは躊躇うよな。でも美味しいんだ、コピ・ルアク。気心知れた友人たちだったので、「美味しいよ」とだけは伝えておいた。
この口ぶりからお察しの通り、飲んだことがある。……1回だけ。前住んでいた家から、自転車で20分ほどのところにあるカフェで取り扱われていたのだ。コピ・ルアクの原料と、採取方法が採取方法だからかちょっとお高いことは知っていた。が、他の豆からできたコーヒーが600円とか800円の中、コピ・ルアクは2500円とぶっちぎりの高級枠にいた。
高い。でも、そんな高いもんだったらさ、飲んでみたくなるよね。ウンコから(取り出した豆で)出来てるのがどんな味か気になるし。そもそもジャコウネコかわいいから正直ウンコとか気にならないし。
好奇心半分で手を出すにしてはやや高額なので、1度目の来店では諦めたが、2度目の来店で意を決して注文した。
その店では、小さめのカップが細身のポットと連れ立って運ばれてきて、少しお得感を感じた。とはいえ約3杯分。高いのは高い。もう正直ウンコだのどうだのは全く気になっていなかったので、本当に美味しいのか、という面でドキドキしながら口をつけた。
結論、美味しかった。これまでの文章で何度も答えが出ていたが、改めて書く。美味しかった。
・酸味が少なく
・苦味が強すぎず
・香ばしく
・旨味を感じる
わたしの好みにバチッとハマっていた。わざわざジャコウネコの住処を訪ねてウンコを漁りたくなるのも納得する美味しさだった。お高いわ名残惜しいわでホントはチビチビ飲みたかったが、冷めると折角の味が損なわれてしまうので、泣く泣く早めに飲み干した。
とまあ、こんなエモーショナルな体験をしたらまた飲みたくなるに決まってる。わかってくれるだろうか。
そんなわけで、あ〜飲みたい、コピ・ルアク。たまたまあの店の淹れ方がよかったのかも知れないけど、そんなのどうしたってわからないからとりあえず飲みたい。でもお高いから多分普通のカフェには置いてない。現に近所のカフェ4店舗くらい行ったことあるけど見かけたことがない。他の店にないか調べよう。
 







……なさそ〜。

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