編集長じゃなくても神様になれるのかもしれない。
昔読んだ本に、こう書かれていた。
雑誌には1冊に1人だけ編集長がいる。
どのジャンルの本にもたった1人だけいる編集長は、
もはや神のような存在なのだ、と。
私は出版社に入り、雑誌編集として働いていた。
やがて私はいち編集部員からデスクとなり、そして会社を辞めた。
そう、編集長にはならなかったし、なれなかった。
神にはなれなかった。
そう思っていた。
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会社を辞めた私はフリーランスでいろんな雑誌に書いた。
ウェブも書いた。
カタログも作った。
ついでにパンやアイシングクッキーも仕事になった。
何でも屋だ。
そう思っていた。
でも、最近聞かされた言葉に驚いた。
私にとっては神様みたいな存在です。
そう言われたのだ。
それも、ライターとして関わっていた雑誌の編集部員に。驚いた。
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私が得意とするジャンルはGALだ。
マンバGALがはびこる時代には同じ高校生としてコギャルブームを体験し、
黒GAL、甘め、ぐりぐりカールのドール系GALの右肩上がりのブームを雑誌でモデルと一緒に作り上げた。
白GALトレンドや強めカジュアル、サーフGAL、渋原GAL。
あらゆるGALトレンドをこの目で追いかけてきた。
そして今も、現代のGALを追いかけている。
先ほどの言葉は、その雑誌の編集部員に言われた言葉だ。
上に立つたった1人の存在は確かに神様だ。
でも、もしかしたら生き字引的な存在だって神様と言えるのかもしれない。
神様になるということは偉くなるということではない。
突き詰めたものが到達する高みの地位なのだ。
私は神様になれるのかもしれない。
突き詰めよう、ぶっちぎりになろう。
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ひとつを突き詰めればそんな存在にもなれる可能性を秘めているという、今日はそんなお話。
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