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好きな歌手の声には誰でもなれる。脳がそれを選んでいる、 という話

おはようございます。
サクセスボイスの岩谷です。

今日はFacebookで多くの人が興味を持ってくれた「好きな声と脳の関係性」の話をします。

ボイストレーニングなど発声能力を開発する上で最も大切なこと。
それはゴール設定です。


トレーニングするゴール設定が曖昧だと
曖昧な声ができてしまいます。

ですので僕は実際のレッスンでもこのゴール設定に時間を割きます。

どんな響きで
どんな大きさで
どんな質感で
どんな人に
どんな影響を与えたいか?

僕のセッションでは、まずこれを非常に具体的にカウンセリングします。

この時によく受講生の方があるのが、
「本当はこのアーティストの声みたいになりたいけど、自分には無理」
というメンタルブロック。

声は好きだけど、そもそも諦めてしまっている方が多いです。

しかし、これは非常にもったいないです。
というか、好きな声には積極的にチャレンジするべきです。

なぜなら『好きな声』というものは『自分がなれる声』なんです。
脳が"できる"とイメージしているから好きになっているのです。

人間の脳には『自分と近いものを求め、遠すぎるものを避ける』という基本作用があります。


例えば恋愛でも共通点が多いと一気に距離が縮まったりしますし、共通点がない人との恋愛はなかなかうまくいきません。

自分との共通点を脳は常に探しています。
そして、その共通点が多ければ多いほど、人は人を好きになります。

営業の世界では、この作用を応用して相手と同じ動作をするミラーリングという手法もあるほどです。

話を戻すと、あなたが憧れる声は、あなたが鍛えたらなれる最大値を体現した声なのです。

ですので、現在その声が出せず、出せるイメージが全く持てなかったとしても実はなんの問題もないんです。

あなたがその声を好きな時点で本能的に脳は「そこまで到達できるイメージ」を持っています。
その声が好きな時点で「あとは鍛えるだけ」というマインドセットがすでに出来上がっているのです。

ですので、「XとかB'zとか絶対無理」なんて最初から諦めることは、発声能力開発の観点では全く必要ありません。

存分に憧れを目指して良い。
むしろ目指すべきだと僕は思っています。

こう考えてみると、可能性って広がると思いませんか?
僕も次の自分の声を探してみたいと思います。

お読みいただきありがとうございました!

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