見出し画像

これは誰の作品? ゴーストが存在する?/師匠が弟子の作品を/ゴーストライターの生態/ギャラの相場は?

Daily Success Builders 2023-11-23



ゴーストが存在する?

これは誰の作品? ゴーストが存在する?

クリエイターの世界にゴーストが存在することをご存じでしょうか。普段は影の存在ですが、調べてみると様々なところでゴーストの存在を確認できます。師匠が弟子の作品を自分の作品として発表したり、経営者がゴーストライターに著書の執筆を頼んだりするケースがたくさんあります。

もちろん、理由はあるのですが、ゴーストの存在を公にすることはタブーとされています。ゆえに表面化しにくいので、普通は気が付くことはあまりありません。私自身もゴーストライターを務めることがあります。誰の依頼かは口が裂けても言えませんが、やはり理由があって代書を依頼されてますね。

師匠が弟子の作品を

師匠が弟子の作品を自分の作品として発表した実例は、古今東西、数多く存在します。
日本では、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎が弟子の作品を自分の作品として発表していたことが知られています。北斎は、弟子たちに自分の画風を身につけさせるために、弟子の作品を自分の作品として発表させていたと言われています。
また、同じく浮世絵師の歌川国芳も、弟子の作品を自分の作品として発表していたことが知られています。国芳は、弟子たちの作品を自分の作品として発表することで、弟子たちの作品を世に広めるとともに、自分の作品の評価を高めようとしていたと考えられています。
中国では、唐代の詩人、白居易が弟子の作品を自分の作品として発表していたことが知られています。白居易は、弟子たちの作品を自分の作品として発表することで、弟子たちの将来を助けようとしていたと考えられています。
また、同じく唐代の詩人、李白も、弟子の作品を自分の作品として発表していたことが知られています。李白は、弟子たちの作品を自分の作品として発表することで、自分の作品の評価を高めようとしていたと考えられています。
西洋では、バロック期の画家、レンブラント・ファン・レインも、弟子の作品を自分の作品として発表していたことが知られています。レンブラントは、弟子たちの作品を自分の作品として発表することで、弟子たちの将来を助けようとしていたと考えられています。
また、同じくバロック期の画家、カラヴァッジョも、弟子の作品を自分の作品として発表していたことが知られています。カラヴァッジョは、弟子たちの作品を自分の作品として発表することで、自分の作品の評価を高めようとしていたと考えられています。

ゴーストライターの存在

ゴーストライターは、著名人や政治家、ビジネスマンなど、多忙や書くスキルの不足などの理由で、自ら執筆できない場合に、代わりに文章を執筆するライターです。
ゴーストライターが存在した実例は、古今東西に数多くあります。
古代ギリシャでは、ソクラテスの著作は、弟子のプラトンやクセノフォンによって執筆されたと言われています。
古代ローマでは、政治家キケロの演説や論文は、奴隷や弟子によって執筆されたと考えられています。
中世ヨーロッパでは、教会や貴族の記録や伝記は、修道士や書記官によって執筆されていました。
近代以降は、政治家の回顧録や自叙伝、ビジネスマンの経営論や実用書など、さまざまなジャンルの書籍で、ゴーストライターが存在することが明らかになっています。
日本では、作家の松本清張や猪瀬直樹、元ライブドア社長の堀江貴文など、著名人の著書でゴーストライターが関与していたことが知られています。
また、近年では、小説や漫画などの創作物でも、ゴーストライターが起用されるケースが増えています。


ゴーストの存在は是か非か

ゴーストの存在は是か非か

ゴーストは影の存在であるため、しばしば嫌われることがあります。ゴーストの存在が是か非か問われることもありますが、影の存在であるためになかなか議論が進みません。ゴーストは理由があっての存在であるため、否定されるようなものではないと言えるでしょう。

弟子の作品を自分の作品として発表する理由

師匠が弟子の作品を自分のものとして発表する行為は、一般的には不適切とされます。これは、創作物の著作権が原作者に帰属するという原則に反するからです。そのため、このような事例はあまり報告されていない可能性があります。
師匠が弟子の作品を自分の作品として発表する理由は、大きく分けて2つあります。
1つは、弟子たちの作品を自分の作品として発表することで、弟子たちの将来を助けようとする理由です。師匠は、弟子たちの作品を自分の作品として発表することで、弟子たちの作品を世に広め、弟子たちの将来を助けようとします。
もう1つは、師匠自身の作品の評価を高めようとする理由です。師匠は、弟子たちの作品を自分の作品として発表することで、自分の作品の評価を高めようとします。
いずれにしても、師匠が弟子の作品を自分の作品として発表することは、師弟関係において、しばしば起こることです。

ゴーストライターが存在する理由

ゴーストライターとは、書籍や記事、脚本などの代作を生業とする著作家のことです。なお、ペンネーム(変名)を使い正体を明かさないまま作品を公表する覆面作家とは異なります。

ゴーストライターの依頼は、多忙な著名人や、文章を書く能力はあるが、執筆に時間が割けない人などから寄せられることが多いです。また、政治家や企業経営者、著名アスリートなどの自伝や回顧録を執筆する際にも、ゴーストライターが起用されることが多いですね。

ゴーストライターの仕事内容は、依頼者のアイデアや資料をもとに、原稿を作成することです。原稿の作成にあたっては、依頼者の意図を汲み取り、依頼者の文体や雰囲気を再現することが求められます。また、依頼者の知識や経験を活かした、読み応えのある原稿を作成することも重要です。

ゴーストライターは、その仕事内容から、影の存在として扱われることが多いですが、著者のアイデアを形にする上で、重要な役割を果たしています。


著作権法の問題

ゴーストライターの著作権法の問題

ゴーストライターが書いた作品の著作権は、誰に帰属するのかについては、著作権法上、明確な規定がありません。
著作権法第2条1項2号には、「著作者とは著作物を創作する者をいう」と規定されています。したがって、ゴーストライターが書いた作品の著作者は、原則としてゴーストライターであると考えられます。
しかし、著作権法第14条には、著作物に著作者名として通常の方法で表示されている者は著作者と推定すると定められています。したがって、ゴーストライターが書いた作品が、依頼者の名前で公表されている場合、著作者は、依頼者と推定されることになります。
この推定規定は、著作権法の保護を受けるためには、著作物に著作者名を表示することが必要であることを踏まえて設けられたものです。しかし、ゴーストライター問題の場合、著作権法の趣旨に反する結果を招く可能性があることから、問題視されています。
具体的には、ゴーストライターが書いた作品が、依頼者の名前で公表されている場合、ゴーストライターは、著作者人格権を行使することができません。著作者人格権とは、著作者の思想や感情を表現した作品を、その名義や同一性保持権を侵害されることなく、自由に利用できるようにするための権利です。
例えば、ゴーストライターが書いた作品が、依頼者の意図とは異なる形で改変された場合、ゴーストライターは、著作者人格権に基づいて、改変の差し止めや、改変された作品の回収を求めることができます。しかし、著作権法第14条の推定規定により、著作者が依頼者と推定されると、ゴーストライターは、著作者人格権を行使することができず、著作物の改変を止めることができないことになります。
また、ゴーストライターが書いた作品が、依頼者の名義で著作権登録されている場合、ゴーストライターは、著作権に基づいて、複製や翻訳、譲渡などの利用を許諾したり、使用料を請求したりすることができません。
このように、ゴーストライター問題は、著作権法の規定上、著作者人格権や著作権の行使に問題が生じる可能性があります。
この問題を解決するためには、著作権法の規定を改正し、ゴーストライターが書いた作品の著作権を、ゴーストライターに帰属させるようにする必要があると考えられています。


ゴーストライター事件

佐村河内守氏のゴーストライター事件

佐村河内守のゴーストライター事件とは、2014年に、聴覚障害を理由に注目を集めていた作曲家・佐村河内守氏が、自作としていた曲がゴーストライターによって代作されていたことが発覚した事件です。
佐村河内守氏は、1990年代から『鬼武者』などのゲーム音楽や、交響曲第1番『HIROSHIMA』などの作品で注目を集めていました。しかし、2014年2月5日、週刊文春の報道により、これらの作品は、新垣隆氏という別の作曲家によって代作されていたことが発覚しました。
佐村河内守氏は、2001年に新垣氏と出会い、新垣氏に曲の代作を依頼していたとされています。佐村河内守氏は、聴覚障害を理由に、音楽の専門的な知識や技術を身につけることが困難であったため、新垣氏に代作を依頼したと考えられています。
新垣氏は、佐村河内守氏が楽譜を書けないこと、耳が聞こえていることなども告発しました。この告発により、佐村河内氏は一転して稀代のペテン師として世間から大バッシングを受けることとなりました。
この事件は、日本社会に大きな衝撃を与えました。佐村河内守氏は、聴覚障害を理由に、多くの人々の共感を集めていましたが、その実態がゴーストライターによって支えられていたことが明らかになったことで、多くの人々が失望しました。
また、この事件は、ゴーストライターの倫理問題を浮き彫りにしました。ゴーストライターは、依頼主のアイデアや意向を汲み取り、代筆する仕事です。しかし、今回の事件では、ゴーストライターが依頼主の同意を得ずに、勝手に代作を行っていたことが明らかになりました。
佐村河内守氏は、自身の楽曲が新垣氏によって作られていたことを認め、公の場で謝罪しました。また、佐村河内守氏の聴覚障害についても疑義が持たれ、その後の横浜市による再検査では中度の感音性難聴と診断され、障害者手帳の交付の対象となるレベルではなかったため、障害者手帳を横浜市に返納しました。
この事件を受けて、日本音楽著作権協会(JASRAC)は、ゴーストライターによる代作を禁止するルールを制定しました。また、音楽業界では、ゴーストライターの倫理教育の強化が求められています。
佐村河内守氏は、事件発覚後、謝罪会見を開き、音楽活動からの引退を表明しました。新垣氏も、事件発覚後、謝罪会見を開き、ゴーストライター活動からの引退を表明しました。
この事件は、ゴーストライターの存在とその問題点を広く認知させるきっかけとなりました。それ以降、佐村河内守氏は一時期メディアから姿を消しましたが、その後YouTubeを通じて作曲活動を再開しました。


ギャラの相場はどのくらい

ゴーストライターのギャラの相場はどのくらい

ギャラの相場は、依頼内容やゴーストライターのスキルや経験によって大きく異なります。一般的には、標準的な本一冊分(400字詰250枚)の場合、30万円〜150万円程度の買い取りが相場と言われています。
ゴーストライターは、著者名を伏せて原稿を執筆するため、著者名をクレジットする印税は受け取れません。そのため、原稿料のみの支払いとなることが一般的です。印税をもらうためには、著者として著作権を取得する必要があります。
具体的には、以下の要素によってギャラは変動します。

  • 分量:分量が多いほど、ギャラも高くなります。

  • ジャンル:ビジネス書や実用書など、専門性の高いジャンルほど、ギャラも高くなります。

  • 納期:納期が短いほど、ギャラも高くなります。

  • ゴーストライターのスキルや経験:スキルや経験が豊富なゴーストライターほど、ギャラも高くなります。

例えば、ビジネス書の原稿を400字詰250枚で、納期を3ヶ月以内に納めるという依頼の場合、一般的なゴーストライターのギャラは、50万円〜80万円程度になるでしょう。
また、近年では、クラウドソーシングサイトなどを通じて、ゴーストライターを探すケースも増えています。クラウドソーシングサイトでは、依頼内容やゴーストライターのスキルや経験を明示して、ギャラを競わせることもできます。そのため、相場よりも安価にゴーストライターを依頼することも可能になっています。
クラウドソーシングサイトを使ってゴーストライターの仕事を探すことができますが、競争になってしまうことが多いため、ギャラが安くなってしまうでしょう。健全な競争なら問題はないのですが、ギャラの相場を崩してしまい自分の首を絞めることになりかねません。
具体的なギャラの算出方法としては、以下のような方法が考えられます。

  • 分量(ページ数)×単価

  • ジャンル別料金表

  • 経験やスキル別料金表

  • 依頼者との交渉

分量(ページ数)と単価を掛け合わせる方法は、シンプルでわかりやすい方法です。ジャンル別料金表や経験やスキル別料金表を活用するのも、一つの方法です。
ギャラの算出方法はあくまで一例です。実際は依頼者との交渉しだいになります。発行部数が見込めない時は、原稿を買い取ってもらう方法が無難です。著名人からの依頼であるときなど、発行部数が多くなる見込みがある時は印税を分ける契約にするとよいでしょう。このケースでは依頼人が60%、ゴーストライターが40%程度が多いようです。

ゴーストを志望する君へ

ゴーストを志望する君へ

ゴーストの仕事は、依頼主のアイデアや意向を汲み取り、代筆する仕事です。そのため、まず大切なことは、相手の意図を正確に理解することです。そのためには、相手の話をよく聞き、質問をすることで、相手の考えを深く理解するようにしましょう。また、相手の要求を的確に把握するために、明確な指示をもらうようにしましょう。
また、ゴーストは、自分の意見や考えを押し付けるのではなく、相手の意図を尊重することが大切です。そのためには、自分の主張を控えめにし、相手の意見を尊重するようにしましょう。また、相手の要求を満たすために、自分のスキルや知識を最大限に活用するようにしましょう。
さらに、ゴーストは、秘密を守ることも大切です。依頼主のアイデアや意向は、他人に漏れてはいけないものです。そのため、秘密を守ることを徹底するようにしましょう。
コミュニケーション力は必須のスキルです。相手とコミュニケーションを取ることが苦手な人に向いていません。短時間の取材や打ち合わせで的確に仕事をする必要があります。私の場合、セールスの経験が役に立ちました。また、その経験から依頼を受けることもできました。
ゴーストの仕事は望んでできるものではありません。スキルと信用がなければ仕事は回ってこないでしょう。しかも、自分の名前が世に出ることはありません。それでも構わない人だけができる仕事です。


ゴーストライターって、ほんとに悪い奴らなんスかね?

【昭和な毒舌コラム】

ゴーストライターって、ほんとに悪い奴らなんスかね?

最近、ゴーストライターが話題になっているんスね。

芸能人や政治家が、ゴーストライターに代筆を依頼していたことが発覚したり、ゴーストライターが書いた本がベストセラーになったり。

そんな中、ゴーストライターは、依頼者の弱みに付け込んで、ぼろ儲けしているという意見も聞くようになりました。

「ゴーストライターって、ほんとに悪い奴らなんスかね?」

そう、ボヤきながら、今日のコラムを書き始めたいと思います。

ゴーストライターって、何者なんスかね?

ゴーストライターとは、依頼者の代わりに、文章や原稿を書く人のこと。

依頼者は、文章を書く能力がない場合や、時間や労力をかけたくない場合などに、ゴーストライターに代筆を依頼します。

ゴーストライターの仕事は、依頼者の意向を汲み取り、依頼者の名前で文章を書くこと。

ゴーストライターって、悪い奴らなんスかね?

ゴーストライターは、依頼者の弱みに付け込んで、ぼろ儲けしているという意見があります。

依頼者は、文章を書く能力がない、あるいは時間や労力をかけたくないという弱みを持っています。

ゴーストライターは、その弱みにつけ込んで、高額な報酬を要求する。

それって、確かに悪いことかもしれません。

しかし、ゴーストライターは、依頼者の弱みに付け込んで、ぼろ儲けしているだけなんでしょうか?

ゴーストライターは、依頼者の夢を叶える手助けをしているだけなんスかね?

ゴーストライターは、依頼者の夢を叶える手助けをしているだけなのかもしれません。

依頼者は、文章を書く能力がなくても、自分の考えや想いを世の中に伝えたい。

しかし、文章を書く能力がないと、その夢は叶えられない。

そこで、ゴーストライターが登場します。

ゴーストライターは、依頼者の考えや想いを、文章という形で表現します。

依頼者の夢を叶える手助けをする。

ゴーストライターって、ほんとに悪い奴らなんスかね?

ゴーストライターは、依頼者の弱みに付け込んで、ぼろ儲けしているだけなんでしょうか?

それとも、依頼者の夢を叶える手助けをしているだけなんでしょうかね?

答えは、人それぞれだと思いますが。

しかし、ゴーストライターを一方的に悪い奴だと決めつけるのは、ちょっと違うんじゃないでしょうか?

ゴーストライターって、何者なんスかね?

ゴーストライターは、依頼者の夢を叶える手助けをする人。

それが、ゴーストライターの本当の姿なのかもしれませんな。

おしまい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?