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もう一言だけ多く聴く

RICOH GR IIIx , 絞り優先AE f4.0 , 1/200sec , 0EV , ISO200(オート)

かなり季節外れですが、昨年のクリスマスシーズンのショーウィンドウ。ボブスレーの選手がモチーフなのでしょうか。

どのお店だったのかは忘れてしまいましたが、蛍光灯やLEDの青白い照明の中で、電球色のライトアップが印象的だったのを覚えています。

どんな相手であろうが、イベントがあろうがなかろうが、贈り物を選ぶ時に誰しもが注意するだろうこと。何を贈ったら喜んでもらえるだろうか、これを贈ることで先方の迷惑にならないだろうか。同じものをいくつも贈られて嫌になっていないだろうか。

中にはプレゼントを選ぶ自分が好きで仕方がないという人もいるかもしれないけれど。

友人や知人の話を聞く時も同じことを考えたいと思うのです。

先日、夜のラジオを聞いていたところ、ゲストの悩みを聞いてパーソナリティがそれに応答するというコーナーがありました。

それを聞いて感じたのは、簡単に「それってこういうことですよね?分かる分かる。私も同じ思いをしたことがあります。」と言い過ぎだなということ。ゲストさんは少し言いよどみながら「そうですね...」と。

悩みを聞く時に、勇んで相づちを打ちがち。自分に引き寄せて勝手に解釈しがち。話を引き取って自分の話をしがち。その結果として、相手が求めてもいない自分勝手なアドバイスをしがち。

年齢だったり、ホスト/ゲストの関係だったり、経験の多寡があったりするような勾配のある関係だと、話をしてくれている人も「そうじゃなくて、私が言いたいのは...」と言えずにモヤモヤした結果になってしまうのではないかと感じました。

振り返ると、私も同じことをやっているなと思うことがたくさんあります。話し終わってから失敗したと後悔することも数限りなくあります。つい何日か前にも、そういう話し方をしてしまいました。

一言でも多く聞くことを思い出したい。勝手に自分に引き寄せて解釈しないことを徹底したい。安易な共感を示さないことを心がけたい。余計に傷つけてしまうことだってある。

テレビの報道番組の定点観測を趣味とする写真好き。酢豚にもピザにもパイナップルを許容します。

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