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友人たちへ

RICOH GR IIIx , 絞り優先AE f5.6 , 1/1000sec , -0.3EV , ISO200(オート)

ぎょっとして二度見しました。ショーウィンドウに飾られた大きなデスマスク。主題を強調したかったので、少しブラックを濃くして、ポジフィルムっぽくレタッチしています。

お洒落でもなんでもない普通の眼鏡屋さん。お店の奥ではお年を召した男性が店番をしていたので、このディスプレイはどういうメッセージが込められているのか聞いてみたかったけれど、そんな度胸がある訳もなく。ガラスに映り込む通行人が良い感じの位置になるように何カットか撮らせて頂いて、目的地である映画館へ向かったのでした。

このオブジェのように、黙っているけれど、そこにいてくれる。きちんと状況を把握して見守っていてくれる人がいる。何かあればいつでも話を聞くからね、という姿勢を見せてくれている人がいる。時には積極的に、時には静かに共感してくれる友人たちに支えられて、ここ数ヶ月を過ごしてきました。

拒絶の意思を示してもまったく伝わらないのは辛いです。でも一番辛いのは勇気を出して私の気持ちを代弁してくれた友人たちへ攻撃の矛先が向いてしまうこと。直接的に、間接的に苦言を呈してくれた友人たちの言葉は全く伝わらない。伝わらないどころか、自らの正当化に利用する始末。

友人たちに甘えすぎなのではないかと反省したりすることもあります。怒りのあまり荒ぶってしまい自己嫌悪になることもしばしばです。私の問題なのだから、もっと自分が前面に立って戦わなければと考えたりもします。

けれど、今の私には無理だと思う。冷静になれていないので、自分で決断すると最も攻撃的な、最悪な手段を選択してしまう。

もう少しだけ皆さんに甘えさせてください。もう一人の当事者さんともつながることができたし、共感の輪は確実に広がっています。

テレビの報道番組の定点観測を趣味とする写真好き。酢豚にもピザにもパイナップルを許容します。

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2022-06-15 00:46 誤字修正

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